
Pew Internet And American Life Projectから新しいレポートが数日前に発表された。そのレポートによれば、インターネットを利用してオンラインでステータス情報の更新をしている人が増えてきているとのことだ(ソーシャルメディアネットワークを利用している人が増えているということ)。インターネット利用者のうち19%がTwitterなどのステータス情報を公開するサービスを利用して、自身の情報を公開したり、他の人の情報を閲覧しているとのことだ。今年4月および2008年11月の調査時には11%がこの種のサービスを利用しているとのことだった。
ステータス情報を更新するというのは、たいていの利用者にとっては獲得性の傾向であるはずだ。何のきっかけもなく自発的に自らの情報を公開するということはしないはずだ。しかし統計によれば、Twitter、Facebookなどを通じてステータス情報を公開する人が増えてきている。この点は注目に値することだろう。レポート全文は文末に掲載してある。
尚、この調査はTwitterを主な対象としているようだが、回答者が確かにTwitterのことを言っているのかどうかわからないようになってしまっている。つまり質問の形式があいまいなものとなっているのだ。質問文をそのまま転載すると、「自身のステータス情報を公開したり、あるいは他の人の更新情報を見るためにTwitterや、他のサービスを利用したことがありますか」というものになっている。利用者数ではFacebookがTwitterを上回っており、さらに最初に「ステータス情報の更新(status update)」の語を最初に使ったのもFacebookなのだ。質問にある「他のサービス」というもののうち、どれだけの人がFacebookを意図して回答しているのか、非常に気になるところだ。Pewの代表者は、ステータス情報を更新するという振る舞いがどのようにして生まれたかということではなく、現在の一般的傾向を把握するために今回のような質問を設定したと述べている。代表例にTwitterの名を示したのは、ステータス情報更新サービスの典型例として認知されつつあるからだとのこと。トラフィック量での比較では、FacebookがTwitterを上回っている点を蔑ろにしているとも言えるかもしれないが、調査のテーマには影響はないかもしれない。UPDATE:Facebook COOのSheryl Sandbergによると、Facebookでは1日に4500万回のステータス情報更新が行われているとのことだ。
ところでこの調査では、当たり前とも言える事実についても言及している。たとえばある人がTwitter等のステータス情報更新サービスを利用するかどうかについて、ワイヤレスアクセス手段を所有しているか否かがキーとなるとしている。インターネットに対するワイヤレスアクセス手段がある場合、インターネット上でツイートを行う回数やステータス情報を更新する頻度が高くなるとのこと。またインターネットに接続できる機器(コンピュータや携帯電話等)を多く持っている人の方が、同様に情報更新頻度が高まるとのこと。これは当然のことと言えるだろう。
レポートには「若年インターネット利用者」という項目もある。Twitterの利用者層を年代別にまとめて、過去9ヵ月において18歳から44歳までの利用者が大幅に伸びているとしている。一方で45歳以上の利用者についてはそれほどの増加傾向が見られないとのことだ。18歳から24歳の人々については、37%の人がTwitterや他の類似サービスを利用している。2008年12月の調査時点では、この数字は19%に過ぎなかった。但し、年齢による分類には少々疑問もある。18歳から44歳の年齢層をまとめて「若年インターネット利用者」と呼ぶには無理があるように思われる。
また、レポート中にはFacebookの利用者層が少々高年齢化しているという結果も掲載されている。Twitterを利用している人の中心年代は31歳となっているが、Facebookは33歳になっているらしい。Facebookの方は2008年5月時点では26歳だった。
尚、このレポートには欠けている視点もある。ステータス情報更新頻度(Twitterのみならずソーシャルネットワーク全般での話)が増加しているのは、一度に複数のネットワークに更新情報を行うことのできる環境が徐々に整いつつあるせいでもあるのだ。MySpaceは、更新情報をTwitterに投稿する機能を実装済みだし、Facebookでも限定的サービスを導入しており、近く制限は取り払われることになると思われる。それに言うまでもなく、Tweetdeck、Tweetie、およびSeesmicなどウェブやモバイルで利用できるTwitterないしFacebookクライアントによって、ステータス情報更新が行いやすくなっていることも、情報量増大の一因となっている。
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(翻訳:Maeda, H)




