Zyngaがゲームから詐欺まがいの削除に乗り出す, 迅速な対応に拍手を!
by Michael Arrington on 2009年11月3日

彼らの悪事が長引かずにすみそうだ。本誌は先週から、一連の記事によって、大手のソーシャルゲームサイトたちが見込み客生成詐欺と会費制で大儲けをしている、いかがわしい手口を報道してきた。最初の記事は「巨大化するソーシャル・ゲーム―ただしダーク・サイドにご注意(Social Games: How The Big Three Make Millions)」、その次が「詐欺まがいが蔓延―ソーシャル・ゲームの邪悪のエコシステムは放っておけない(Scamville: The Social Gaming Ecosystem Of Hell)」だ。またそのほかの企業からのコメントや、元詐欺師の告白、それに売上の1/3は詐欺がらみのCPA提供だというZynga自身の話も紹介した。

この戦いに勝利するためには何か月もかかるだろうし、サイトの清掃に立ち上がるのはFacebookとMySpaceだけだろうと最初は思っていた。

ところがどっこい、意外にも今日、最悪の有害サイトだったZyngaが公開の場であやまちを認め、いち早く変革に取り組んだ。CEOのMark Pincusはこう言っている:

Michael Arringtonが先週末の記事でソーシャルゲーム内でのCPA提供について述べ、なぜFacebookやMySpace、Zyngaなどがそういうものをユーザに露出しているのかと疑問を呈した。‘詐欺的な’広告と、それらによるユーザの不快な経験に関する彼の指摘は妥当である。私は、このようなCPA提供の一部が不適切であり業界を傷つけているという、彼やそのほかの人びとの意見に同意する。

このブログ記事のあとのほうでは、こうも言っている:

弊社はサイト全体を細部まで洗い直し、悪質なCPA提供を取り除いた。実際には、TechCrunchの記事で指摘されていた最悪のサイトtatto mediaはすでに取り下げられ、記事に載るよりも前に恒久的に封印されていた。しかしながら、弊社はさらに積極的にこれらのプロバイダたちとの関係を改訂し、提供物を実際に掲載する前に精査しふるいにかけるよう求めた。またモバイルの広告もすべて削除して、提供物がユーザの価値観を損なわないよう図った。

弊社Zyngaは、弊社の無料ゲームの何百万というユーザに対する、カスタマサポートの提供という面でも、同様の課題に直面している。弊社は半年前に、弊社のチケットの量が膨大になりすぎた結果、Better Business Bureau(商取引改善協会)から最低のF格付けをいただいたことがある。弊社はこの問題の解決に邁進し、メールや電話による最長応答時間を72時間にまで短縮することに成功して、格付けをB+に上げることができた。しかし今日なお、弊社のカスタマサポートがユーザの望むレベルではないことを十分に承知しており、今なお努力を続けているところである。

Zyngaさん、アンタはエライ! 御社のように問題を率直に認めて迅速な対応をとることは、それをやんない企業のほうが圧倒的に多いのである。OfferpalのCEO(偶然というかユーモラスというかFacebookのフレンド数が666だ*)は、ぼくに対して敵意むき出しで、“くそったれ!”を連発していたが、ZyngaのCEOはちゃんとバッターボックスに立って場外ホームランを打った。しかも彼はFacebookやMySpaceよりも早く、対策に着手したのだ。〔*: 666は悪魔のマークとされている。〕

インターネットはまだまだ、捨てたもんじゃないね。

類同記事。〕

[原文へ]

  • http://twitter.com/fukutopika fukutopika

    666については余計な誹謗中傷でしょう。

  • http://jp.techcrunch.com/archives/rockyou%e3%82%82%e8%a9%90%e6%ac%ba%e3%81%be%e3%81%8c%e3%81%84%e5%ba%83%e5%91%8a%e3%82%92%e6%ad%a2%e3%82%81%e3%82%8b%e3%81%a8%e5%ae%a3%e8%a8%80%e2%80%95facebook%e8%87% RockYouも詐欺まがい広告を止めると宣言―Facebook自体はどう対応するのか?

    [...] Zyngaは詐欺まがいの紹介料目当ての広告掲載を止めると今朝(米国時間11/2)発表した(ソーシャル・ゲームの邪悪なエコシステムという背景についての記事はこちらを参照。記事末にアップデートがある)。今度はSNS向けウィジェットの大手、RockYouが行いを改める方針を発表し、われわれのところにもそのメールが転送されてきた。 [...]

  • 通りすがり

    拍手だって?
    見て見ぬふりしていたことをを認め、謝罪と賠償だろ?
    業務停止だな。

  • http://maclalalalink.wordpress.com/2009/11/04/%e3%82%bd%e3%83%bc%e3%82%b7%e3%83%a3%e3%83%ab%e3%82%b2%e3%83%bc%e3%83%a0%e8%a9%90%e6%ac%ba/ ソーシャルゲーム詐欺 « maclalala:link

    [...] Zyngaがゲームから詐欺まがいの削除に乗り出す, 迅速な対応に拍手を! | TechCrunch Japan [...]

  • http://life.is.ideaful.net/business/how-to-become-a-great-ceo-from-zynga.html そうだ!スタンフォード、行こう。 » ソーシャルゲームの勝ち組ZyngaのCEOが語る”How to Become a Great CEO”

    [...] 『詐欺まがいが蔓延―ソーシャル・ゲームの邪悪のエコシステムは放っておけない』で批判される直前、ソーシャルゲームサービス企業筆頭Zynga(現在売上約1億ドル・総調達額約3900万ドル・1日平均3000万ユーザーのアクセス)のCEO・Mark PincusがアドバイザーのBing Gordon(KPCB)を引き連れて、先週半ば、Entrepreneurial Thought Leaders Seminarにやってきました。今思えばまさにナイスタイミングで、講演のタイミングが1週間ずれたらMarkは来なかったはず(現にこの記事が出た後、彼はHarvardでの講演をキャンセルし社内会議に行っています)、Stanford側としても後で振り返ってホッとしたはず(^^; 黒板にダダダダーーッとキーフレーズを書き連ねて、MarkとBingがそのワードに関して話すというスタイルで、Internet Treasure(もうそれ無しでは生きていけないWebサービス:eg.Google, Facebook)についての話、Zyngaのローンチに至るまでの経緯などをMarkは話してくれました。初っ端に切り出した”Set the goal as early as you can. Of course, the long-term goal.”という言葉には考えさせられるものがあって、単純に『Stanfordに行くこと』が目標だったことを改めて実感し、『Stanfordに行って○○することで、△△に貢献したい』というような長期的視点でのゴール設定が欠けていることを自覚しました。苦しい時は直感を信じれば良いというのが僕のモットーですが、その直感を磨くためにも、「自分が今したいこと/すべきことは一体何なのか」「どんな結果を得るために自分は今行動しているのか」などという自己対話をする時間をもう少し多めに取らなきゃなぁと反省しました。“Take a ten-year approach! And, don’t give yourself the permission to fail!” さて、今回は”CEO”に関する話が多く、偉大なCEOとはどのような人間なのか、などという深遠な話題にも言及していました。まずは、決して諦めず、会社の手綱をしっかり握る能力、そして、そのコミュニケーション能力を以て企業戦略・将来のビジョン・企業の原点であるミッションを社内の隅々にまで浸透させられる能力、が求められるとのこと。Good Productを創り上げたければ、Great CEOになる方法論を学ぶべきだと強く論じていました。Mark曰く、Great CEOになる近道は、Product Managerにあり、とのこと。Product Managerになることで、(1)製品開発の過程でEngineeringを理解することができる、(2)マーケティングや契約交渉、及び社内外の各部署との関連ミーティングでビジネススキルを包括的に磨くことができる、などGreat CEOに近付くためのtipsがProduct Managerに盛り込まれているわけです。“Go somewhere you can be a product manager. Be strategic.” そして今日のEntrepreneurial Thought Leaders Seminarは特別セッションで、QDIII Entertainmentを率いて音楽シーンを席巻するQuincy Jones IIIと、Hip-HopアーティストのChamillionaireの対談でした。しかしながらそこはStanford、モデレーターのTina SeelingはIT全盛の昨今アメリカ音楽市場で生き残るには?などといったTech×Business全開の質問をぶつけていました(彼ら曰く、FacebookやTwitterは当然だね、とのこと)。まぁ正直なところ、(1)ちょっとモゴモゴして発音が明瞭じゃなかったので聞き取りづらい、(2)そもそも彼ら及び彼らの楽曲をよく知らない、という基本中の基本的な理由で、途中退席しましたけれども…笑 正直どっちがQuincyでどっちがChamillionaireかよく分かりません笑↓ さてさて話は戻りますが…さすがMark!この非難を乗り越え過ちは過ちとして認める素直さ・フットワークの軽さ・社内意思統率力は、もちろんGreat CEOに必要な要素だと僕は思います◎ 『Zyngaがゲームから詐欺まがいの削除に乗り出す, 迅速な対応に拍手を!』 [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20091108zynga-to-stop-all-in-game-offers/ Zynga、全ゲームから広告を削除へ

    [...] Pincusは先週、詐欺的広告を削除する手筈を整える旨の発言をした。 [...]

  • http://longtailworld.blogspot.com/2009/11/nyttechcrunch-and-new-york-on-social.html Long Tail World

    ソーシャルゲーム詐欺騒ぎの最中、NYTは提灯記事:TechCrunch and NY Times o…

    It was a big surprise that NY Times ran a story “Virtual Goods Start Bringing Real Paydays” without even mentioning about the ongoing scam controversy. Scheduled article? ソーシャルゲームのバーチャル通貨を介した詐欺まがい行……

  • http://sand-storm.net/wordpress/?p=5882 News & Study (March 2010) « SAND STORM

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