Diggがウェブ上でわれわれの集団的想像力をもっともかきたてる存在だったのはそう遠い昔のことではない。事実、Googleは昨年、Diggの買収を真剣に検討したくらいだ―ただし土壇場で止めたが。Diggこそニュースの未来形だ。クラウドソーシングされた民主的な情報チャンネルだ。ニューヨークの高層ビルの奥の院にいる内心ではネットを忌み嫌っている年寄りの権力者ではなく、大衆自身が何が重要なニュースかを決めるのだ…というような盛り上がり方だった。
しかし、今ではDiggのオーラは消えてしまった。もちろん今でもDiggは膨大なトラフィックを集めている。しかし、Twitterの台頭であっという間に脇に押しやられてしまった感がある。そしてそのTwitterもFacebookの前にはバケツの一滴にすぎない。
comScoreのデータによると、今年9月の世界のユニーク訪問者は、Diggが3200万、Twitterが5800万、Facebookが4億1100万だった。GoogleTrendsでもだいたい同じような傾向が見てとれるが、こちらは時の経過に伴う成長が劇的に表現されている。われわれはまずDiggに注目し、続いてTwitterを追加し、それからFacebookを追加した。結局、DiggとTwitterはFacebookに対するほんの脚注のような存在となってしまった。
comScoreによると、今年9月には世界の全インターネット・ユーザーの3人に1人がFacebookを訪れたという。1年前は17%だった。ではDiggは?1年前の世界での月間ユニーク訪問者は1500万だったのが、今年は3200万に増加した。ページビューは3倍の1億7100万だ。つまりDigg自体は十分に健全な成長を遂げている。ただ、現在絶好調のTwitterとFacebookに比べるといささか影が薄くなるだけだ。
もしこの3つのサービスのうち、どれか1つだけしか使えないとしたら読者はどれを選ぶだろうか? もちろんそれでは大いに不便なことになるが、私なら―いろいろ欠点はあるにせよ―Twitterを選ぶだろう。



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(翻訳:滑川海彦/namekawa01)




