オンライン広告の落ち込み止まる–もっぱら検索広告の好調が貢献
by Erick Schonfeld on 2009年11月12日

二期続けて落ち込んだオンライン広告(2009年の広告恐慌とも呼ばれる)は、第三四半期(7〜9月)に持ち直した。Google、Yahoo、Microsoft、AOLの4社を合わせて広告収入は1.2%、$8B(80億ドル)増加した。オンライン広告の業界はまだ危機を脱してはいないが、とりあえず落ち着いてはきたようだ。

と言っても4社中増加したのはGoogleだけである。同社の第三四半期のオンライン広告収入は前期に比べてほぼ$400M(4億ドル)7.8%増加した。Yahoo、AOL、Microsoftの3社は前期比と前年同期比の両方で減少した(下表参照)。Googleは、検索広告が多くディスプレイ広告が少ないことが貢献している。検索広告に生じている回復が、そのうちディスプレイ広告にも見られるのだろうか。

4社がインターネット広告全体に占めるシェアはきわめて大きいから、その数字はオンライン広告全体の指標と見なすことができる。だから4社の広告売上を今後も注視していきたい。

数字は世界全体での広告収入であり、AdSenseやYahooの広告ネットワークから支払われるアフィリエイトの広告料金も含まれている。GoogleのGoogle Enterprise Appsからのライセンス収入は含まれていない。MicrosoftとAOLに関しては、2社の決算報告から広告収入だけを抜き出した。Microsoftはオンライン部門の前期売り上げを後日修正したが、それは主にRazorfish売却によるものであり、そのため私の前回の記事より数字がやや変わっている。

以下が、各社の数字を示す表である:

オンライン広告の売上(単位:100万ドル)

3Q08 4Q08 1Q09 2Q09 3Q09
Google $5,352 $5,504 $5,331 $5,336 $5,757
Yahoo $1,563 $1,594 $1,383 $1,378 $1,377
Microsoft $520 $610 $520 $540 $490
AOL $507 $507 $443 $419 $415
合計 $7,942 $8,215 $7,677 $7,673 $8,039
前期比増加率 3.44% -6.55% -0.05% 4.77%
前年同期比 4.94% -4.63% -5.76% 1.22%

[原文へ]
[米TechCrunch最新記事サムネイル集]

(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20091112cleaning-house-before-its-ipo-will-cost-aol-200-million-and-up-to-1000-jobs/ AOL、株上場までに必要な大きな犠牲―レイオフ1000人、コストは$2億ドル

    [...] Tim Armstrongが新CEOに就任して以来、さまざまな改革が行われてきたが、AOLの財政状態を改善するまでには至っていない。前四半期、売上は23%ダウンの$777M(7置く7700万ドル)だった。落ち込みの最大の要因はADSL以前の遺物、ダイヤルアップ接続のアクセス料金で、29%減っている。しかし広告収入も無傷ではなく、18%のダウンだった。AOLはバナー広告に大きく頼っているが、検索広告と異なり、バナー広告は依然としてまだ十分に回復していない。 [...]

  • http://news-connect.bsnest.com/2009/11/13/online-advertising-bottomed/ オンライン広告が底打ち?検索広告が好調 – News Connect

    [...] – オンライン広告の落ち込み止まる–もっぱら検索広告の好調が貢献 [...]