
二期続けて落ち込んだオンライン広告(2009年の広告恐慌とも呼ばれる)は、第三四半期(7〜9月)に持ち直した。Google、Yahoo、Microsoft、AOLの4社を合わせて広告収入は1.2%、$8B(80億ドル)増加した。オンライン広告の業界はまだ危機を脱してはいないが、とりあえず落ち着いてはきたようだ。
と言っても4社中増加したのはGoogleだけである。同社の第三四半期のオンライン広告収入は前期に比べてほぼ$400M(4億ドル)7.8%増加した。Yahoo、AOL、Microsoftの3社は前期比と前年同期比の両方で減少した(下表参照)。Googleは、検索広告が多くディスプレイ広告が少ないことが貢献している。検索広告に生じている回復が、そのうちディスプレイ広告にも見られるのだろうか。
4社がインターネット広告全体に占めるシェアはきわめて大きいから、その数字はオンライン広告全体の指標と見なすことができる。だから4社の広告売上を今後も注視していきたい。
数字は世界全体での広告収入であり、AdSenseやYahooの広告ネットワークから支払われるアフィリエイトの広告料金も含まれている。GoogleのGoogle Enterprise Appsからのライセンス収入は含まれていない。MicrosoftとAOLに関しては、2社の決算報告から広告収入だけを抜き出した。Microsoftはオンライン部門の前期売り上げを後日修正したが、それは主にRazorfish売却によるものであり、そのため私の前回の記事より数字がやや変わっている。
以下が、各社の数字を示す表である:
オンライン広告の売上(単位:100万ドル)
| 3Q08 | 4Q08 | 1Q09 | 2Q09 | 3Q09 | |
|---|---|---|---|---|---|
| $5,352 | $5,504 | $5,331 | $5,336 | $5,757 | |
| Yahoo | $1,563 | $1,594 | $1,383 | $1,378 | $1,377 |
| Microsoft | $520 | $610 | $520 | $540 | $490 |
| AOL | $507 | $507 | $443 | $419 | $415 |
| 合計 | $7,942 | $8,215 | $7,677 | $7,673 | $8,039 |
| 前期比増加率 | 3.44% | -6.55% | -0.05% | 4.77% | |
| 前年同期比 | 4.94% | -4.63% | -5.76% | 1.22% |

(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))
