Goolge、Teracentを買収してディスプレイ広告にAIを
by Leena Rao on 2009年11月24日

このところGoogleの買い物熱が高まっているようだ。検索の巨人は、数週間前に$750M(7億5000万ドル)でAdMobを買収した。そしてGoogleは本日(米国時間11/23)、ディスプレイ広告会社のTeracentを買収した。買収金額は明らかにされておらず、契約は今四半期中に完了の予定。

Teracentの「インテリジェント・ディスプレイ広告」技術は、特定の消費者やサイト向けに全面的にカスタマイズしたディスプレイ広告を作るもの。同社の独自アルゴリズムを使い、地域、言語、ウェブサイトのコンテンツ、時間帯、他の広告の過去の実績などに基づいて、ディスプレイ広告のクリエイティブパーツ(画像、色、テキスト)をリアルタイムで自動的に選び出す。

これまでTeracentは、$5.8M(580万ドル)しか資金を調達してこなかった。Googleによると、Teracentのテクノロジーは、今後Googleのコンテンツネットワークでキャンペーンを実施しているディスプレイクライアントおよびDoubleClickのクライアントに対して提供するという。Googleは、数週間前にTeracentと買収交渉しているのではと噂されていた。Yahooは今年、同社のPCおよびモバイル広告主に対して「スマートアド」プログラムの一環として、Teracentとのパートナー契約を発表した。TeracentのGoogleによる買収と共に、このパートナー契約は破棄されたものと思われる。

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(翻訳:Nob Takahashi)

  • http://jp.techcrunch.com/archives/jp20100819display-ad-market-in-us/ [jp]いまインターネットのディスプレイ広告市場はどうなっているのか(米国編)

    [...] 2. 『大量絶滅説』……ベンチャーにとっては最悪のシナリオである。ただしカンブリア紀のように明確な死が待っているわけではないだろう。エコシステムとして接続している形だけは残り、中身は強大なプレイヤーに置き換わっている。積極的な動きを見せているのは、やはりGoogleだ。DoubleClickを買収した後、Googleは2009年12月にクリエイティブ最適化技術を提供するTeracentを買収。2010年6月にDemand Side Platform(DSP:複數の広告マーケットプレイスにリアルタイムで入札できるようなサービス)事業社であるInvite Mediaの買収を行っている。同様に、メディアコングロマリット企業であるAOLも、DSP領域に参入する事を宣言している。また、独立系でも小規模な買収攻勢が見受けられる。Invite Mediaと同様のDSP事業者、MediaMathがクリエイティブ最適化事業者Adroit Interactiveを2010年4月に買収している。   一方、Turnの様に、DSPとアドネットワークを持ち、事業者自らが複数の事業に進出しているところもある。Turnはアドネットワーク事業者としても上位20位に入っている(comScore Media Metrix Ranks Top 50 U.S. Web Properties for June 2010[pdf])。つまり、自ら攻勢をしかけて他エリアに進出しているようなニッチプレイヤーも存在してきた。このシナリオのポイントは「独占禁止法とのかねあい」と「支配すべきエリアの特定化」であろう。米国の独占禁止法はかなり厳しいので、検索に続きGoogleがディスプレイ広告市場を支配するという状況は好ましくない、と判断されるであろう。「支配すべきエリアの特定化」とは、ある特定エリア内で強大なプレイヤーが育ち、そのプレイヤーがうんと言わない限り生態系が成り立たないようになることだ。この状況になるとGoogleのような企業はそのエリアのみ買収するだろう。これにより独占禁止法にはあたらない、と判断される可能性がある。となると大量絶滅に至るもしくは「生きながら死ぬに至る」道程はそれほど遠くないだろう。 [...]