毎朝のすっきり気持ちよい目覚めを約束するWakeMate–それが50ドルなら安いもの?
by Jason Kincaid on 2009年11月25日

睡眠不足の朝って、いやだね。よく眠るための教えは全部守ったつもり…寝る前にコーヒーは飲んでない、深夜放送を見ずに早めに寝た。でも、睡眠周期のいたずらで、どんな努力も無駄になることがある。そこで、WakeMateの登場だ。今日(米国時間11/24)スタートしたY Combinator傘下のこの会社は、あなたが毎晩のように逃している快眠を、確実につかまえる手助けをしてくれる。また、わずか数十分の昼寝に使用しても、最適な時間に起こしてくれる。

WakeMateは、ユーザが特殊な装置を使うタイプのスタートアップだ(このタイプはそう多くはないが、たとえばFitBitもそうだ)。このサービスを使うためには、まず専用の腕輪を50ドルで買う。それからBluetoothを使えるスマートフォン用のアプリケーションをダウンロードする(対応機種は、iPhone、BlackBerry、Android、Windows Mobile、PalmのWebOSは今準備中)。ふつうのケータイ用に、Javaアプリケーションも提供している。

アプリケーションをインストールして腕輪を着けたら、スマートフォンの目覚まし時計を起床時刻にセットしてベッドに入る。腕輪は、ユーザの腕の動きを一晩中感知して、そのデータからユーザの睡眠パターンを分析する。実はぼくも、この説明を聞いて眉に唾を塗りたくなった。でも、協同ファウンダのGreg Nemethによると、それはアクティグラフィ(actigraphy, 活動測定)と呼ばれ、睡眠診断の標準的な手法の一つだそうだ。

WakeMateの腕輪は、夜のあいだに集めたデータを自分のフラッシュメモリに保存する。ユーザを起こす時間が近づいたら、WakeMateは必ずしも指定された時刻きっかりにアラームを鳴らすのではなく、その時刻までの20分の「時間の窓」の中に、ユーザの眠りがいちばん浅い箇所を見つけて、そのときに音を鳴らす。これによって、ユーザはかなりすっきりと起きられるようになる。腕輪から電話機への「音を鳴らせ」という指示はBluetoothによって通信される。このとき、腕輪が保存したデータも電話機へ、そしてさらにWakeMateのサーバへと送られ、ユーザは自分の睡眠履歴をWeb上で閲覧できる。

WakeMateと競合する快眠装置はほかにもある*。たとえばこの夏登場したZeoのPersonal Sleep Coachは、専用の目覚まし時計とヘッドバンド(headband, はちまき)のセットで、腕の動きではなくユーザの脳波を測定する。お値段はやや高くて250ドルだ。Nemethによると、Zeoは不眠症の診断用には優れたツールだが、WakeMateはもっと一般向けの製品だ。値段が安いし、持ち運びも簡単だから。〔*: iPhoneアプリケーションSleep Cycle alarm clockは、特殊な装置を用いず、枕の下に置いたiPhoneのモーションセンサーがアクティグラフィのための運動データを拾う。〕

たとえばWakeMateなら、出張先のホテルでも快適な昼寝ができる。二つのモードがあって、それは’power naps〔仮訳: お仕事優先お昼寝〕’モード(30分)と、’full naps〔仮訳: たっぷりお昼寝〕’モード(60〜90分)だ。

WakeMateには将来性があると思うが、Bluetoothでケータイと通信したりせず、腕輪自身が目覚まし時計になってたほうが使いやすいだろう。電話機との通信は、睡眠データの送信だけでよいはずだ。しかし協同ファウンダのArun Guptaによると、それも一応検討したが、腕輪に目覚ましを組み込みとかさばって使いづらいものになるそうだ。値段も高くなる。また、腕を枕の下につっこんで寝る人は、腕輪の目覚まし音が聞こえない(では震動も使えば?)。

しかし、快眠という目に見えない商品は需要がとても大きい。誰もが、毎朝すっきり目覚めたいと願っているからね。そして、50ドルなら、深刻な睡眠障害を抱えていない人でも手が出るだろう。今なら5ドル割引きの45ドルで買えるが、ただし腕輪の発送開始は来年の1月からだ。

画像提供: HilaryAQ

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

  • iwatani

    特殊装置を使わずにスマートフォン本体を枕の下に入れる方式は、だめだと思うんだな。寝返りを頻繁にうつ人や、寝相の相当悪い人なら、動きがスマートフォンのセンサーにきめ細かく正しく感知されないから。だから、腕輪のような体に着ける装置を使わざるを得ないのだ、とわたくしは想像する。

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20101220after-nearly-a-year-of-delays-wakemate-is-finally-shipping/ 眠りの浅くなった瞬間をモニタするスマートフォン連動目覚ましWakeMate、ついに出荷開始

    [...] ハードウェアの開発で苦労したスタートアップといえばWakeMateが典型だ。WakeMateを我々が「最初に紹介したのはもう1年も前だ。Y Combinatorがバックアップするこの会社は、特殊なリストバンドでユーザーの眠りをモニタしBluetoothでスマートフォンに転送することですっきりした朝の目覚めを約束する画期的目覚ましシステムを開発してきた。 [...]