雑誌出版社が自分たちの電子ストアを持ちたがるわけは, 完全な顧客データを集めたいから
by Erick Schonfeld on 2009年12月9日

【抄訳】
SIdgital

雑誌たちが、新しいピカピカの製品に恋をしている。彼らは自分を新しく作りかえたい、生まれ変わりたいのだ、カラー画面とタッチスクリーンを持つ最新鋭のタブレット機の上で。本日(米国時間12/8)、大手の出版社…Condé Nast、Time Inc.、News Corp、Hearst、Meredith…が、タブレット機やebookリーダー、Webフォンなどで提供するデジタル雑誌の、標準規格策定のためのジョイントベンチャーを発表した。このコンソーシアムは今後さらに、彼らの電子雑誌を売るための共同売店サイトも作る予定だ。電子雑誌は有料Webサイトではなく、有料ダウンロード形式になるらしい。まあ、雑誌のためのApp Storeというわけだが、だったらなぜ、既存のiTunesなどを使わないのか? それは、既存サイトを利用するとユーザ情報〜読者情報を集めにくいからだ。

ただし、iTunesなどから無料アプリを提供して、それが有料サイトへユーザを連れて行くという、Arringtonが聞いたら激怒しそうな方式は可能だが。〔こういうWeb商法を批判攻撃する記事を彼は最近たくさん書いている(効果もいくつかあった)。〕

電子雑誌の例は、今すでにいくつかある: Time Inc.のSports Illustrated誌のデモ(上の写真、またはここでビデオを)。Condé NastのWired誌のデモ。そしてHearstの社内プロジェクトSkiff readerなど。今あるこれらが、今後の彼らの‘標準規格’にどれぐらい取り入れられるのか、それは分からない。

【中略】

しかし古来、競争の激しい者同士のジョイントベンチャーはうまくいったためしがない。自社製品の強力な独自性を出すために、規格が邪魔になったりする。メディア商品は本来、一つの規格の下で全社が儲かるというぬるま湯的状態を想定できない商品ではないか? 各社の制作部門に嫌われて無視される、という光景が目に浮かぶ。

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[米TechCrunch最新記事サムネイル集]

(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

  • jcla

    売上の3割って...アップルは流石だな

  • http://www.kurtoglunakliyat.com nakliyat

    hi,
    thanks for info
    good sharing
    bye

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20100920ipad-newsstand/ AppleのiPadニューススタンドがやって来る―新聞社、雑誌社に新しい可能性

    [...] しかしここにはさらに問題がある。実は発行者が定期購読モデルを好む最大の理由は詳細な購読者データが得られるからだ。定期購読の申し込み時に得られる住所、氏名、クレジットカード情報などは広告主を惹きつけるための重要な要素となる。ところがWSJの記事によると、Appleの管理するニューススタンドでは購読者情報はAppleだけが独占し発行者には引き渡さないことになるらしい。これは発行者にとっては大きな問題だ。現在Appleニューススタンドに参加を承諾した発行者はまだ1社しかないというが、当面の不人気の原因はここにあるのかもしれない。 [...]