Chrome OSを、自分のパソコンで今走らせているのは、真に向こう見ずの人たちだけである。しかし、野望に燃えるネットブックOSのスタートアップ、Jolicloudが話題に上るたびに、Chrome OSは衆知のタブーになる。
われわれが最初にこのスタートアップを紹介した 2008年末には、ネットブックといえばOSは殆どがWindows XPかLinuxだった。6月に、Jolicloudの最初の招待状が配られたときは、勝ち組にも思えた。
しかし、ひと月もたたないうちにGoogleがChrome OSを発表した。ネットブック用に仕立てられたGoogleの独自OSだ。
それでもJolicloudは頑張り続けて、$4.2M(420万ドル)のベンチャーラウンドを完了して注目を欲び、今月パリで行われたLe Webイベントでは、ついに公開ベータを開始した。
私はLe Webの舞台裏で、CEOのTariq Krimと、パートナーシップ担当ディレクターのBrenda O’Connellを捕まえて、JolicloudがChrome OSとどう戦っていくのかを尋ねてみた。
Krimは、はっきりとした答えを持っていなかったが、答えの一部は、Dropboxのようなパートナーサービスに力を入れることだと語った。Googleは、Chrome OSを実行するうえで、その殆どあるいは全体をGoogleサービスに依存しているが、ウェブサイトのサービスを使えるようにはなる予定だ。
Jolicloudのネットブックは、ローカルのHDビデオの再生が可能で、これは現在ブラウザーでは行うのは困難だ。また、dropboxなどのサービスを使って、ファイルをネットブックのローカルディスクに保存し、かつクラウド上に同期できる。Chrome OSは動作中のPCでローカルにファイルを保存することができず、オフラインブラウザー経由のアクセスのみだ。
これをKrimが大きな優位性だと信じているのかどうかは不明である。インタビューの中で彼は、ハードウェアは重要ではなくなり、みんなが代わりにクラウドサービスにお金を使うようになる、と言っている。
Jolicloudは、PCにこのOSを組み込んで出荷するよう、ハードウェア製造会社と提携交渉している。突然賑やかになったネットブックOS市場に、Jolicloudの生き残る道があるどうかは、最終的に消費者の選択で決まる。Krimは、以前NetvibesでGoogleと戦って成功している(iGoogleと競合していた)だけに、楽観的なのにも道理がありそうに見える。
以下にビデオがある。
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(翻訳:Nob Takahashi)
