最終的にはGoogleのAndroidがスマートフォン市場を制することになるだろう。今年中ではないだろうし、2012年でもないかもしれない。しかし、Androidがデファクト・スタンダード(事実上の業界標準)になる日は近づいている。
多数のメーカーが多数のAndroid製品を近々出荷すべく準備中だと報道されている。Motorolaはこの四半期中に5種類のAndroid携帯を出荷する。Samsungも今年中に多数の製品を投入する。Google自身もいくつかの携帯をテスト中で、Nexus Oneに続いてさらに新製品を発表するものと予測されている。
多数の新製品が控えているのもさることながら、Androidの本当の強みはソフトにある。CESでDellとLenovoがAndroid携帯を発表した。ただし―ここが重要な点だが―GoogleのロゴもなければGoogle製の主要アプリも搭載されていなかった。これがAndroidが急速に普及しそうな大きな理由だ。キャリヤもメーカーも、必要に応じてAndroidの機能を選択することができる。つまりAndroidならOSもUIも自分たちの目的に合わせて簡単かつ大幅なカスタマイズが可能なのだ。
問題といえば、GoogleがOSの使用許可を握っている点だろうか。さまざまな情報源の証言によれば、OSのどのバージョンをどのメーカーに使わせるか、Googleは政策的に決定しているという。これによって複数のOSのバージョンによる階層的に分断された市場が形成されているという。しかし、最終的には、メーカーとキャリヤがOSについても主導権を握ることになるだろう。
こうしたAndroidの覇権はWindows Mobileのようなマイナー製品にどんな影響を与えるだろうか? 私の予測では、メーカーは将来、デスクトップもノートも含めて、パソコンにモバイル機能を標準で含めるようになる。現在のWindows MobileマシンができるようなことをすべてWindows 7マシンでできるようにするだろう。たいていのデバイスがWindows 7を走らせるくらい強力になった後は、誰もわざわざ非力なWindowsMobileの専用マシンを作りはしない。Microsoftがモバイル分野から脱落することはないだろうが、携帯OSの提供者という役割は終わりに近づいている。
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(翻訳:滑川海彦/namekawa01)

