Appleタブレットに関する最新記事に埋もれながらも、ウォールストリート・ジャーナルに非常に面白そうな記事が掲載されている。iTunesが早ければ6月にも、ついにクラウド版のiTunes.comとして登場しそうだという話しだ。WSJは本件について詳細を知る筋からの情報として記事を掲載している。
昨日、TechCrunchでは元MP3.comのCEOだったMichael Robertsonによる今後出てくるAppleのクラウド戦略に関する寄稿を掲載した。iTunesのクラウド化は、この戦略の中核をなすものだ。そして一旦始まれば即座に全ての流れが生まれる可能性があると記事に書かれている。また昨年9月にはiTunesのクラウド化への流れが必然である旨の記事も掲載している。この動きは加速しているようでもある。Appleが最近音楽系スタートアップのLalaを買収したのも、Lala内の資産を手っ取り早く活用してその方向に沿って動き始めようとするものだ。そしてこの買収にはそれ以上の狙いもある。
iTunesがクラウド化線略を実現すれば、APIも実装されるだろう。そしてサードパーティーのサイトもAPIを使って、iTunesコンテンツをワンクリックで購入させる仕組みを簡単に実現することができるようになるだろう。現在でも購入ボタンを付けているサイトはあるが、いまのところはiTunesを起動してiTunesストアに入らなければ商品の購入はできない。これはかなり面倒な方式だ。
iTunesの完全ウェブサービス化が実現すればAppleに巨大なビジネスチャンスをもたらすことにもなる。現在の所iTunesサービスはAppleの収益の僅かな部分を担っているに過ぎない(App Storeの新しい製品を除く)。しかし商機を拡大し、iPodからの利益をさらに拡大するチャンスを得ることとなるだろう。こうした動きによりPandoraなどのサービスはミニiTunesストア化していくことにもなろう。
[photo: flickr/vsz]
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(翻訳:Maeda, H)
