
SecondMarketは2009年の初めに非上場企業(private company, 非公開企業)の株式市場を開設し、元気なスタートアップの社員たちにそれまでなかったものを与えた…それは、会社が上場したり買収される前でも自分の株を売ることのできる場所、しかもきわめてまともな場所だ。同社はこのたび初めて、非上場企業の売り買い需要と、完了したトランザクションに関する情報を公表した。
少なくとも初めのうちは、SecondMarketのことを好きになれない企業が多い。外部の、どこの馬の骨かも分からない連中に、上場前の自社の株を持ってほしくない。また一部の社員が他に先がけて流動性発生事由(liquidity events)を持ってしまうのは、モラールを損なうのでよろしくない。そのほか、法的問題や税の問題もある。ストックオプションの価格は“公正な市場価格”であるべきであり、そうでなければ社員と会社の両方が税金の問題を抱える。取締役会は通常、普通株の価格を優先株よりも相当低く設定する。しかし、SecondMarketのような場所で実現するサードパーティの買いの裏付けがあるときは、企業はその価格を指針として使わざるをえない。その結果、全社員のオプションの価格が高くなる。
しかし昨年は、スタートアップの株の動きに進化が見られた。FacebookやZyngaなどの企業が、社員が株を…優先株の65%ぐらいの価格で…売るための、企業自身が制御できる第二市場を作った。Yelpもそれをやるようだ。社員に個人的にお金を得る方法を与えるのは、いずれにしてもそんなに悪いことではない。圧力釜の蒸気抜きみたいなもんだ。
そこで、データの話に戻ろう。
SecondMarketによれば、 2009年12月に終わった同社を通すトランザクションは、総額が$15M(1500万ドル)強だった。トップの企業はSolyndraで、トランザクションの38%、次位がFacebookの31%だ。その次がEbagsの13%、LinkedIn、Zynga、Tesla Motorsはそれぞれ全体の6%だった。全トランザクションの半分は、Facebookに代表されるような、“消費者向けの製品やサービス”の企業だった。代替エネルギー/無公害技術が44%、ソフトウェアはわずかに6%だ。
完了したトランザクションの圧倒的多数は、すでに3回以上資金調達を行っている後期段階の企業だった。
トランザクションの64%は、カリフォルニアのスタートアップ、それに続いてニューヨークの10%、ボストンの3%となる。
FacebookやTwitterのような消費者向けWebサイトの株が群を抜いて高い理由の一端は、需給の不均衡だ。買い手の70%はそういう株を欲しがるが、供給は彼らの需要の20%しかない。いろんなスタートアップの社員が持ち株を売りたがるが、でも需要が活発なのは盛況なインターネット企業と、そしてTeslaだ(後者は需要の5%しか供給がない)。



(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))
