Google、ますますスピードを追求―YouTubeに「動画速度の履歴」ページをオープン
by Jason Kincaid on 2010年2月12日

Googleはこのところ、インターネットの接続速度向上に強い関心をみせている。昨年6月、Googleはなぜ今以上のスピードが必要なのか詳しく説明するブログ記事を発表した。そして昨日(米国時間2/10)は1Gb/snの高速光ファイバー回線を提供する実験を計画していることを発表した。この実験では、高速な接続(ほとんどのアメリカのプロバイダは10分の1かそれ以下のスピードしか提供していない)でどういうサービスが可能になるかデモが行われるものとみられる。今日、Googleのスピード・マニアぶりはYouTubeにも現れた。

YouTubeはビデオスピードダッシュボード〔日本版では「動画速度の履歴〕を新しくリリースした。このページにはユーザーの速度、同じISPを使う他のユーザーの速度、他のISPの速度、国や地域、世界の平均速度などさまざまなダウンロード速度が表示される。対象となる期間は過去30日。

これはなかなか役に立つ(それに面白い)機能だ。というのは、これを見たユーザーが大勢ISPに電話して「なぜ自分のビデオの接続速度は他の人たちよりこんなに遅いのか?」と文句を言い出すだろうと予想されるからだ。言うまでもないが、こうした接続速度の情報はずっと以前からさまざまなテストツールやテストサービスで提供されている。しかし一般ユーザーのほとんどはそういった情報を知らなかった。しかし今度は多くの一般ユーザーがはっきりした数値を見て、自分のYouTubeは近所の人たちよりずっと遅いのを知ることになる。

Googleがインターネットの接続速度の向上に力を入れているのを見ると、そのうちGoogleは接続の遅いユーザーのページに警告を表示するようになるのではないかと想像したりしてしまう。IE6のような古いブラウザのユーザーに対して表示しているようなポップアップだ。「ちょっと、そこのキミ。ずいぶん遅いISPを使っているね。その地区でもっと速い接続が使えるよ。ここをチェックしてみよう」などというバナーが現れるようになったら能力の低いISPにとっては脅威だ。なかなか面白いことになりそうだ。

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(翻訳:滑川海彦/namekawa01