インドのTwitter, SMS GupShupがアプリケーションストアを開設–SMSアプリの豊作を期待
by Leena Rao on 2010年3月4日

$12M(1200万ドル)の資金を調達したばかりのSMS GupShup(主にSMSを使うTwitterふうのサービス)が、App Store(アプリケーションストア)を立ち上げる。多くのデベロッパが、このマイクロブログサービスをベースとする、モバイル上のSMSアプリケーションを作り、それによりSMS GupShupのエコシステムが活性化することを、同社は期待している。

2007年の4月にスタートしたSMS GupShup(親会社はWebaroo)は、インド全体で2600万人のユーザがいる。同社が急成長を遂げた最大の理由は、インドでは携帯電話が社会の隅々にまで普及していることだ。同社によれば、インド全国で携帯電話のユーザは5億5000万人、しかしWebのユーザはわずかに5000万人だ。PCの10倍モバイルが普及しているわけだから、SMSは圧倒的にインド最大のコミュニケーションプラットホームであり、SMS GupShupの経営が好調なのも当然といえる。同社は現在、毎月4億8000万以上のメッセージを処理し、それはインド全体のメッセージ数の5%に相当する。

アプリケーションストアはAppShupという名前で、デベロッパがこのプラットホームのAPIを使って作ったアプリケーションはGupShupのストリームに接続でき、いわば小さなSMSアプリケーションやウィジェットとして動く。AppShupはそれらのアプリケーションに対してキャリアの承認を事前に取り付け、アプリケーションの提出〜申請をやりやすくしている。現在、AppShupはインドのキャリア数社と契約しているので、インドの相当広範囲な携帯電話ユーザがそのSMSサービスを利用できる。同社は現在、インド以外の国のキャリアとも、サービスの提供〜拡大について交渉中だ。すでに100近いSMSアプリケーションがあり、その中にはTic Tac ToeCricket QuizWord Jumbleなど、おなじみのものもある。今のところ、アプリケーションのほとんどが無料のようだ。

APIの公開とアプリケーションストアの開設は、SMS GupShupの今にふさわしい戦略だ。このモバイル上のソーシャルネットワークは、これまで急成長してきたから、そろそろ、そのプラットホームを軸とするエコシステムを構築してもいいころだ。同社には、Facebookのような大手も魅力を感じている。昨年FacebookはSMS GupShupと提携して、ユーザのステータスアップデートをSMSで行えるようにした。また、SMS GupShupには広告の戦略もある。今すでに100社以上の広告主たちが広告を出しており、その中にはインドの保険大手 ICICI Lombardや、Puma、Microsoft、Cadburyなどの国際的なブランドもある。

インドはソーシャルネットワークにとって巨大な市場だから、FacebookOrkut、それにTwitterでさえも、毎日のようにソーシャルネットワークに群がりはじめているインドのWebユーザの、今後の増加に目を付けている。しかしSMS GupShupは、あくまでもモバイル上のソーシャルネットワークに注力することによって、インドでの成功をすでにおさめている。今後このサービスが、TwitterがサードパーティアプリとAPIで作り上げたような、にぎやかで活気あるエコシステムを築いていけるか、注目していきたい。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))