
Jolicloudは、フランスの有名な起業家Tariq Krimがネットブック用に作ったLinuxベースのオペレーティングシステムだ。そのJolicloudが今日(米国時間3/4)ブログで、今月の終わりごろ、完成度がかなり高い状態のベータバージョンをリリースすると発表した。
また同社は、かなり意外なことだが、アプリケーションプラットホームのバックエンドとして、これまでのMozilla Prismを捨ててGoogle Chromeに乗り換えると発表した。同社のApp Centerに今ある600あまりのWebアプリケーションは、自動的にChrome対応に変換される。
この乗り換えが興味深いのは、Google自身が近くリリースするオペレーティングシステムであるChrome OSによって、Jolicloudは相当影が薄くなってしまう、と多くの人が思っているからだ。読者も同じ考えなら、Michael Arrington(本誌編集長)による最近のKrimへのインタビューを、ぜひ読んでみていただきたい。
Jolicloudによれば、乗り換えは“いろいろな技術や機会を検討した結果”であり、最終的にはChromeのスピード(主にそのJavaScriptエンジン)、良好なメモリ利用、最初から複数の認証技術をサポートしていること(Facebook Connect、Twitter Connectなど)、HTML5とWebソケットの強力なサポート、などが決め手となった。
ただし、今回の決定によって、Firefoxを見捨てるわけではなく、Firefoxは依然としてこのOSのデフォルトのブラウザだ。
発表によれば、Jolicloud OSの今後のバージョンではデスクトップモードが11インチより大きな画面にも対応し、Intelベースのネットブックを完全にサポートする(下の2つめのスクリーンショット)。またWindows既搭載のネットブックへのJolicloudのインストールを容易に行うためのJolicloud Expressも、近く新バージョンがリリースされる。
(フルディスクロージャー(私的事情開示): KrimはJolicloudの新バージョンを来週、私が主催するカンファレンスPluggでデモする。このことは、この記事を書き終えたあとに分かった。)


(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))
