中国政府、香港サイトへのトラフィックを検閲―Googleに報復開始
by Erick Schonfeld on 2010年3月24日

自主検閲を中止して中国ユーザーの検索を香港サイトにリダイレクトするというGoogleの昨日(米国時間3/22)の決断に対して中国政府は激しい不快感を抱いているはずだ。中国は独自にGoogleの検索トラフィックに検閲を実施し始めた。Googleの広報担当者によると、ある種のトピックを含む検索がブロックされ始めたようだという。しかしGoogle.com.hkサイト自体は(中国本土のユーザーから)まだブロックされていない。中国本土から香港サイトへのアクセスはまだ可能であることが確認されている。

New York Timesは今日の記事で次のように伝えている。

火曜日、中国本土のユーザーは香港サイトのコンテンツの一部を閲覧できない状態に置かれている。中国政府が不適切と認めない検索あるいはコンテンツを一部ないし完全にブロックしているもようだ。

Googleは中国本土から利用可能なサービスを掲げたページを依然公開しているが、このページは3/21から更新されていない。われわれの問い合わせに対し、Googleは「すぐに更新する」と答えた。

中国政府は自分たちが気に入らない検索をブロックするだけでなく、他の分野でもGoogleを中国市場から締め出そうと図るかもしれない。New YorkTimesはChina Mobileに対し携帯検索でのGoogleとの提携を解消するよう圧力をかけているという。China UnicomもAndroid携帯の発売を中止するかもしれない。

Googleの対中国政策にはきわめて重大な結果が賭けられている。Googleは中国政府の検閲の手先となることを拒否しながら、合法的に中国市場で運営を続ける道を全力を挙げて探している。それが中国本土のユーザーからの検索トラフィックを、本土の検閲が及ばない香港にリダイレクトするという方法だった。Google’sの主席法律顧問、DavidDrummondは「これは完全に合法的だ」と述べた。

おそらく合法的なのだろうが、それだからといって中国政府が陰に陽にGoogleに対して報復を加えようとするのを防ぐことはできないだろう。中国本土から文字通り撤退することによってGoogleは中国政府の面目をつぶした。中国政府の高官は面目をつぶされることを嫌う。彼らはおそらくさまざまな方法でGoogleに報復しようとするだろう。

Googleは中国市場を完全に失う結果になるかもしれない。Google自身、中国政府の検閲に協力しないと決定したときからその危険は覚悟していたに違いない。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦/namekawa01

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