YouTubeのアスキー変換ジョークの舞台裏
by Jason Kincaid on 2010年4月2日

今日(米国時間4/1)、世界中で何百万人もの人たちがTEXTpを目にした。YouTubeのビデオを果てしなく続くアスキー文字列に変換する新しいビデオフォーマットだ。この新フォーマットは経費節限を目的として実装されたもので、YouTubeはコンテンツ視聴1秒につき$1の帯域コストを削限できるという。

もちろんTEXTpは、YouTube最新のエイプリルフールジョーク(過去のいたずらには全ユーザーをリックロールしたり、サイトを上下さかさまにするものなどがあった)。昨日私は今年のいたずら仕掛人たちと話す機会があった。このビデオアスキー変換が実際どう行われたのかの説明に加え、YouTubeがどのいたずらを世界に披露するかを決定するプロセスについても詳しく話してくれた。他のエイプリルフールの全リストがここにあるので、こちらもお忘れなく。

さてYouTubeはどうやって同サイトのビデオを文字テキスト列のストリームに変換したのだろうか。彼らは既存の一見無関係と思われるテクノロジーを活用した。同社の3Dビデオプレーヤーだ。3Dプレーヤーを作ったエンジニアのPeter Bradshawによると、同僚のBlake Livingstonがこの技術にAdobeの Pixel Bender(3Dエフェクトの実現に使われた)を応用してビデオをテキストに変換したという。

YouTubeの別のエンジニア、Billy Biggs(いたずらは彼のフルタイムの仕事だと公言している)も、このプロジェクトで重要な役割を担った。当初Bradshawは一晩でエフェクトをでっち上げたが、「最後の10%」を終えるまでにいたずらチームは3週間近くを要した。

いたずら軍団が言うところによると、このアイディアはYouTubeの中で何年も前から話題になっていたが、それ以外にもたくさんのジョークが提案されていた。YouTubeの従業員ひとり一人が自分のアイディアを出すよう、エイプリフール前の何ヵ月間か募集があるそうだ。どれをユーザー向けに実際作るかどうかを決めるために、YouTubeではGoogleのモデレーターツールを使っている。投票が終ると、エンジニア、プロダクトマネージャー、広報担当らによる少人数のグループが編成され、どのアイディアが実現可能(かつ人を傷つけない)かを検討する。

いたずらチームはこの仕事を軽く考えてはいない。昨日の午後私が会議室を出た後も、彼らはTEXTpをいじり続け、最適なフォントサイズとカラーパレットの微調整を行いつつ、「M」という文字の出現頻度が高すぎる問題と戦っていた。

アスキーアートに興味のある方には、Vimeoのアスキー化バージョンであるASCIImeoも薦めする。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)

  • http://labs.torques.jp/2010/04/01/1018/ TEXTp « TORQUES LABS

    [...] TechCrunchの記事「YouTubeのアスキー変換ジョークの舞台裏」によると、「Adobeの Pixel Bender(3Dエフェクトの実現に使われた)を応用してビデオをテキストに変換した」らしい。 [AD] [...]

  • http://lab.mydns.jp/okitama/blog/2010/04/02/youtube%e3%81%ae%e3%82%a2%e3%82%b9%e3%82%ad%e3%83%bc%e5%a4%89%e6%8f%9b%e3%82%b8%e3%83%a7%e3%83%bc%e3%82%af%e3%81%ae%e8%88%9e%e5%8f%b0%e8%a3%8f/ OKiTama Blog » YouTubeのアスキー変換ジョークの舞台裏

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