Googleが投資したSCVNGRがFoursquareに対抗して一般向け位置対応チャレンジゲームを開始
by Jason Kincaid on 2010年5月13日

こうなるのも時間の問題だった。昨年の夏以降、本誌はSCVNGR成長を追ってきた。SCVNGRは位置対応型のゲームプラットホームで、ユーザは現実世界を舞台とする興味津々のスカベンジャーハント(scavenger hunt, 借り物競走)を作り、プレーヤーは携帯電話を使ってヒントを受け取ったり謎を解いたりする。これまでこのサービスは、博物館や美術館、大学、企業などが施設内のツアー、新人教育、チーム構築訓練などに利用してきた(有料ユーザが600以上いる)。最近Google Venturesから$4M(400万ドル)を調達したSCVNGRは、これからもっと野心的な取り組みを開始する。すなわち、世界全体を舞台とするスカベンジャーハントだ。それによって実質的にSCVNGRは、FoursquareやGowallaなどと競合することになる。

この、いわば消費者向けSCVNGRの立ち上げに際して、同社はiPhoneとAndroid用のアプリケーションの提供を開始した(iPhoneアプリはここから、そしてAndroidアプリのQRコードはここにある)。FoursquareやGowallaを使ったことがある人なら、SCVNGRのアプリケーションにすぐ親しめるだろう。SCVNGRのデータベースにある2000万の施設(お店など)や場所にチェックインし、友だちが今どこで何をしているか調べる。ただしSCVNGRでは、訪れたお店などで対話的な’チャレンジ’に取り組まなければならない。チェックインだけという簡単なチャレンジもあれば、お店のマネキンと一緒のお間抜け写真を撮るというものもある。チャレンジは、その企業やお店のクリエティビティ次第でいくらでもおもしろくできる。

SCVNGRのCEO Seth Priebatschは、すでに競争が激しく、資金豊富な強敵も多い業態であることを認めるが、でも’チャレンジ’という要素は、これまでの位置対応ゲームになかった魅力だと考えている。彼の説では、Foursquareのようなサービスのチェックインは、ほんのつかの間の価値しかないことが多い。チェックインを作ってから1〜2時間もたつと、ユーザが別のところへ行ってしまって、あまり意味のないものになっていることもある。それに比べると、チャレンジはずっと寿命が長いとPriebatschは信じている。

Priebatschが説明する例では、SCVNGRのチャレンジを設定しているブリトーショップへユーザが行ったとすると、まず携帯電話を取り出してチェックインする。するとお店はそのユーザに、ブリトーを包むのに使われているアルミホイルで折り紙を作り、その写真をSCVNGRにアップロードしろ、とチャレンジする。言われたとおりにそのチャレンジをこなしたら、ユーザはSCVNGRのポイントをもらえる(今は無価値だが今後は景品がもらえるようになる)。だから、友だちが自分のチェックインを何時間〜何日も見なかった場合でも、チャレンジの結果…折り紙の写真…は楽しんでもらえる。このほかたとえば、店内のいろんな物をヒントにして謎を解く、といったチャレンジもありえる。

チャレンジは、誰でも作れる。お店のオーナーでもいいし、常連のお客さんでもいい。公園のような非営利的な場所でチャレンジを作ってもいい。悪質なチャレンジは、SCVNGRのシステムがチェックして取り外す。チャレンジは携帯電話から作ることが多いが、企業などはSCVNGRのエンタプライズツールを使って複数の場所(例: レストランの全チェーン店)のチャレンジを一度に作ることもできる。

ある意味でSCVNGRは、参入が遅かったといえる。Foursquare以外にも、Loopt、Gowalla、Brightkiteなど競合サービスが多く、近くFacebookも参入してくる。しかもこれらすべてが、地元の企業やお店を顧客として奪い合うのだ。SCVNGRのデータベースに載っているお店などは、チェックイン以外にチャレンジという要素があるが、しかし企業やお店が実際におもしろいチャレンジを作り、ユーザが実際にそれで遊ぶということが流行らなければ、意味がない。これはいわゆる、鶏が先か卵が先かの問題に似ている…〔ユーザ増が先か、おもしろいチャレンジ作りが先か〕。

とはいうものの、ユーザがそこで遊ぶという要素を加えたSCVNGRは、チェックインのみのFoursquareやGowallaに比べて魅力的だ(FやGにのめり込んでいるユーザが多いのは知っているが、ぼくはすぐに飽きてしまった…ゲーム的な要素も、底が浅い)。SCVNGRの成功は、チャレンジが一般的に流行ることと、おもしろいチャレンジがたくさんあることにかかっている。また、チャレンジを設けた企業やお店が、チャレンジの達成に対して魅力的な景品やクーポンなどを提供することもたいせつだ(つまりお金を見せること)。単純におもしろいからSCVNGRに飛びつく人もいると思うけど、やはり、走らない馬を走らせるにはにんじんが必要だよね。



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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

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