
VentureBeatは今日(米国時間5/13)の記事で、Acerが初のChrome OS製品を2週間後に発表すると報じた。しかし発表はよろしいが、そのOSはまだ完成していないし、だから製品の発売もすぐにではない。
Google CodeにあるChromium OS(Chrome OSのベースとなるオープンソースプロジェクト)の開発ノートを覗いてみると、いろいろおもしろいものが見つかる。とくにここ数週間は、Chromiumのチームが何かの作業をスピードアップしている感じだ。たぶんそれは、来週サンフランシスコで行われるGoogle I/Oのいくつかのセッションで、Chrome OSが主役になるからだろう。
当のGoogle自身はただ、”Google Chrome OSのこれまでの進捗に満足しており、開発はスケジュールどおり進んでいる。現時点では共有すべきアップデートはない。“と言っているだけだ。
そのスケジュールは最初、Chrome OSは2010年の後半に立ち上がり、製品の発売はクリスマス商戦に間に合わせる、と言っていた。Acerが初のChrome OS製品を発表すると思われるComputex Taipeiは6月1〜5日だから、2010年の前半だ。だから、Chrome OSの完成が早まった(とは聞いてないが)のでもないかぎり、6月にAcerが見せるかもしれない製品で動いているのはChromium OSのまだ未完成のバージョンだろう。コードの現状から見ても、それが妥当な線だ。
では、Chrome OSの現状はどうなっているのか?
その最新バージョンは0.7.41.0で、その上ではChromeブラウザの6.0.401.0が動いている(それはChromiumの最新ビルドで、ご覧のようにすでにバージョン6になっている)。今チームが力を入れているのは、v1.0FRと呼ばれるバージョンに間に合わせたいと彼らが願っている一連の機能のようだ(”FR”は”first release”または”final release”の意味ではないか)。今チームが手がけているバージョンは、Milestone R7と呼ばれている。このマイルストーンに、v1用とされている機能の多くが入る。ただしそのR7でさえ、完成は5月半ば以降だと、今日のアップデートは言っている。
同じアップデートによれば、その次のR8は6月末以降だ。R9については、いっさい未定で、R9というラベルの付いた機能はほとんどない。そしてそのあと、R10とR1.0の両方が出る。それがv1かもしれないし、あるいは単なる新しいラベルかもしれない。このところチームの連中は、このラベルの問題に苦労しているようで、もう”ベータ1″という形は使わないらしい。代わりにR7とR8になり、その機能の多くが今ではv1.0FRとラベルされている。このスレッドに、v1.0FRはChrome OSの”最終出荷バージョン”の名前だ、てなことが書かれている。

そのほかの豆情報:
- 現在の目標は、電源onからログイン画面が出るまで5秒。ログイン画面は、今のデザインでは上の画像。
- 先月本誌が報じたように、Chrome OSにはクラウドからの超汎用的なプリンタサポートが提供される予定だ。その部分はChromium OSのコードではチェックインずみだ(2日前の時点)。
- 立ち上げ時点では、トラックパッドのジェスチャは最少限のものしかないらしい。少なくともツーフィンガースクロール(2-finger scrolling)は間に合わせたいようだが、それは2か月前の時点ではまだバグがあった。
- Chrome OSにもテーマがある。Chromeブラウザにあるから、当然か。
- ここに、R8はOEMが自分たちのハードウェアの上でテストするため用にGoogle自身から積極的に推奨する初めてのバージョンになるかも、と書かれている。上述のように、R8は6月末以降だ。
- コンパクトナビゲーションはv1に間に合わないようだ。下の画像を見ると(インコグニトモードだが)、URLバーとリロードボタンがタブの下にある。
- 下のスクリーンショットには、ファイルを開くときのダイアログがある(それも今はバグがある)。
- x86とARMの両方で確実に動くという目標が、非常に熱心な話題になっている。
- 3Gをサポートする、いろんなUSBスティックも含めて、という話題も賑やかだ。
- ポップアップするメディアプレーヤーがある(下の画像…これもまだバグあり)。
- この記事の冒頭の写真(上)は、Apps(アプリケーション)のページだ。Appleが閉鎖したLalaがあるのが、おもしろい。





(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))
