AppleはFlashを憎んでいる。AdobeはAppleを愛している。AppleはAndroidを憎んでいる。したがって、AndroidはFlashを愛することにならざるをえない。
GoogleはAndroidの最新版、2.2(Froyo)を今週水曜にスタートするGoogle I/Oカンファレンスで公開するものと期待されている。このアップデートでは、パフォーマンスの大幅改良、テザリング、ユーザーが独自のWiFiスポットを設定する機能など大きな改良が含まれるはずだ。もう一つの大きな改良は携帯デバイスでの動作を最適化したFlash 10.1の統合だ。Googleは2.2へのアップデートが行われると同時にユーザーに対してFlashのサポートをハイライトするつもらしい。
われわれの得た情報によると、2.2のインストールが可能なAndroid携帯(Nexus One、Droid、近くHTC Evo)のユーザーは、アップグレードが完了すると同時にAdobeの携帯サイトへのリンクが表示されるということだ。このページには「Flash利用サイトを見る」「Adobe製品を入手する」などのオプションが表示される。前者のリンクをクリックするとFlash 10.1を利用しているすべてのサイトのリストが表示される。このサイトにはSony Pictures、Warner Brothers、BBC、Google Financeその他多数の有力サイトが含まれている。
事実、このリストはNexus OneとDroidについてはすでに公開されている。ただ奇妙なのは両者のリストに食い違いがあることで、(Droidのリストの方がずっと少ない)、理由は不明だが、2.2のローンチ時までには修正されるのかもしれない。
Adobeの携帯向けページにはPalm Pre向けのFlashサイトのリストも掲載されている。実はiPhone向けのページもあって、そこでは「Flash利用サイトを見る」というリンクの代わりに「アプリを入手する」というリンクが表示されている。
このリストはiPad向けに最適化されている(つまりFlashを使わない)として先日Appleが公開したリストに対するAdobeの直接の回答だ。Adobeとしては当然の反応だが、おもしろいのはGoogleがそれに味方したことだ。GoogleはiPhoneと競争する上でFlashのサポートがAndroidの大きなセールスポイントになると考えたに違いない。GoogleはまたAdobeと協力してFlashをChromeブラウザ(近くChrome OS にも)への統合を進めている。
Google対Appleの戦争はいよいよ激しさを増してきた。この戦いでGoogleはAdobeを手駒とすることを決めたようだ。
[原文へ]
(翻訳:滑川海彦/namekawa01)
