
今日(米国時間5/19)、サンフランシスコで開幕したGoogle I/OカンファレンスでSports Illustratedの編集者、Terry McDonellが講演し、HTML5版の雑誌をデモした。これは昨年12月に私が見せてもらったSports Illustratedのタブレット版アプリのプロトタイプにそっくりだったが、今日デモされたのはアプリではない。ウェブサイトであり、多彩なフォント、巨大な写真、ビデオ、ドラグ&ドロップ、検索などすべての機能がブラウザ内で動作した。
上に掲載したのはナビゲーション・サークル(赤いドーナツ型アイコン)をポップアップさせたところだ。このアイコンをクリックするとTwitterやFacebook、メールなどで記事を共有したり、関連する写真やビデオを見たりすることができる。McDonellはまたタブレット・アプリ同様、目次上で記事アイコンをドラグ&ドロップすることによって記事の順序を入れ替えてカスタマイズできるところをデモしてみせた。各ページには写真だけでなくビデオをエンベッドすることが可能で、また後で読むために保存しておくこともできる。小さなGoogleBuzzウィジェットも用意されており、その記事ないし記事中の人物について友達が投稿したメッセージを読むことができる。
こうしたプロトタイプは雑誌の将来を考える上で大いに興味深い。HTML5を利用することによって、豊富なマルチマディア機能と対話性を有するオンライン雑誌が、専用アプリではなく、通常のウェブサイトとして実現できるようになる。現在のところ、完成度はまだiPadアプリには及ばないが、やがて追いつくだろう。私は対応するタブレット・アプリも見たが、ユーザー体験としてほとんど同等のレベルだった。それにiPadアプリ内の記事はGoogle検索にひっかからない。HTML5利用雑誌はCD-ROM雑誌のように廃れることはなさそうだ。タブレット・アプリと十分に競争していけるものと思われる。
アップデート: 下にHTML版雑誌のビデオをエンベッドした。その下に私が以前に撮影したタブレット・アプリのビデオ、スクリーンショット数枚を掲載しておく。


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(翻訳:滑川海彦/namekawa01)
