Facebook、激しい批判に答えて新しいプライバシー管理方法を発表
by Jason Kincaid on 2010年5月27日

昨日(米国時間5/25)、TechCrunch DisruptでFacebookのプロダクト担当副社長、Chris Coxが根本的な変更を加えた新しいプライバシー設定を今日発表すると予告した。その通り、Facebookは今日、東部時間1:30に新しい設定を発表する電話記者発表会を開催した。発表にはCEOのMark Zuckerbergを始めとする複数の幹部が当たった。

今回の発表は、ここ1月ほど続いていたユーザーの激しい抗議に答えるものだ。抗議が向けられたのは主としてInstant Personalizationと「すべてのユーザー情報をデフォールトでウェブに公開」という設定だった。またプライバシー設定パネルのユーザーインタフェースがきわめて分かりにくい点も批判されていた。以下は記者発表のもようをまとめたライブブログ。

Zuckerberg: 今回の変更点の説明に入る前に、どうしてこうした変更が必要になったか、前後の状況を振り返っておきたい。現在のFacebookが2004年当時の小さなサービスとはまったく異なったものに成長していることをわれわれはつい忘れがちになる。

サービスの成長に連れてわれわれは最新のプライバシー・システムを導入してきたが、その過程は必ずしもいつも円滑なものではなかった。われわれは当初「学生、大学関係者のみ」のみのサービスだった。それがやがて万人を対象とするようになった。ここには大きな断層があった。われわれは漸進的にシステムのアップグレードを図るべく努力した〔が、十分ではなかった〕。

昨年の大きな改良はニュースフィードの追加だった。12月には投稿毎の個別プライバシー設定をできるようにした。それからFacebookアプリケーションを導入した。われわれはアプリケーションに関してはごくシンプルはプライバシー・オプションを設定した。つまり「許可」と「キャンセル」だ。その後観察してみると、ほとんどのアプリはごく基本的なユーザー情報しか利用していないことが分かった。友達の写真などを利用するアプリはほとんどなかった。そこでわれわれは〔シンプルな二分法で〕設定の粒度性は十分だと考えた。

〔ZuckerbergはさらにFacebookの発展を振り返った〕 こうして現在の形になったわけだが、そこでグローバル化(ウェブ全体に公開)と共に大きな困難が持ち上がった。今後のオプションは「友達に公開」、「友達の友達に公開」、「ウェブ全体に公開」の3種類になる〔部分ネットワークは完全に削除された〕。

われわれはあまり多くの点を一度に変えすぎた。残念ながら、われわれのコミュニケーションのやり方は理想的とはいえなかった。ユーザーとの間でいろいろな行き違いが生じてしまった。われわれはプライバシー設定を大幅に簡素化する必要があると気付いた。

まず個別投稿毎のプライバシー設定機能は多くのユーザーが気に入っている。われわれはこれを廃止するつもりはない。数週間前からデザイナー、エンジニを集めて新しい設定を開発してきた。

大きな変更が3つある。まず、ユーザーの全コンテンツに一度にプライバシー設定を適用できるようにした。既存のコンテンツすべてに一挙に新しい設定を行うことができる。〔これはすばらしい!〕 また以後のコンテンツにもそのまま自動的に適用される。

One misperception – when we went through in 12月に新バージョンを投入したときに、われわれはコンテンツを「すべてウェブに公開」することを事実上〔デフォールト設定にすることによって〕求めた。これはある種のコンテンツについては適切な考えだったが、写真などの別のコンテンツについては不適切だった。この点についてはわれわれの判断に誤りがあった。

今回のシステム変更は非常に根本的で大掛かりなものだ。個別設定機能はすべてそのまま残されている。

基本ユーザー情報:強制的に一般公開される情報の種類を減らした。独自のコネクション・モデルを廃止し、他のプライバシー設定と同一にした。これまでFacebookにはページに対するプライバシーは設定機能がなかった。そこでわれわれはコネクション・モデルを導入したが、これはあまりにも複雑過ぎた。ページ上から基本情報を非表示にすることができる。〔これもすばらしい〕

検索のプライバシー設定は「誰でも許可」をデフォールトしてある。そうでないと他のユーザーがあなたを見つけることができない。

3番目はFacebookプラットフォーム関連だ。簡単にプラットフォーム〔を利用したアプリからのアクセス〕を完全に無効にすることができるようになった。InstantPersonalizationも簡単にオプトアウトできる。

以前からInstant Personalization機能には懸念が寄せられていた。この機能を無効にする手続きが非常に分かりにくかった。そこで、一箇所のチェックボックスにチェックを入れるだけで機能を無効にできるようにした。ここにチェックをいれれば、この機能を利用している友達でも、あなたのユーザー情報にアクセスすることはできなくなる。

今回のプライバシー設定の変更についてはユーザーに十分周知を図りたい。われわれはプライバシーガイドのページを改訂し、今回の変更について記載した〔これも歓迎だ〕。これらの設定変更が全ユーザーに反映されるには今後数日から数週間かかる。ユーザーのホームページのトップにプライバシー設定の変更があったことを知らせるメッセージが表示される。これには新たなプライバシーガイドへのリンクが含まれる。Facebookでは全ユーザーのホームページのトップにメッセージを表示したことはほとんどない。この点でもわれわれが今回の改訂を非常に真剣に考えていることが理解してもらえると思う。

〔Q&Aは原文を参照〕




[原文へ]

(翻訳:滑川海彦/namekawa01

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