
‘オープンなFacebook’を作りたいというDiasporaが資金の募集を開始したとき、目標額は1万ドルというささやかなものだった。彼らが資金集めに使ったのは、オンラインの資金調達サイトKickstarterだ。ふつうの資金集め方法ではなかったが、しかし彼らはその目標額にわずか12日で到達し、20日間で10万ドルを超えた。締め切りは昨日(米国時間6/1)だったが、最終額は20万ドルよりやや多い。
Facebookのプライバシー騒動が追い風になったことは、間違いない。Diasporaに資金を提供した人はWebの有名人が多いが、愉快なことにFacebookのCEO Mark Zuckerbergも、その中に含まれるらしい。出資者の総数は6500人で、これはKickstarter始まって以来最多である。
さて、これからが難所だ。
大金を獲得したDiasporaは、しかしまだ、打倒Facebookのためのサイトを作っていない。4人のニューヨーク大学の学生たちは、夏に開発をスタートする。彼らは昨日、こう書いている: “今後数か月は、ぼくらからの音信が少なくなると思いますが、なるべく定期的にアップデートをお届けしようと思っています。でもぼくらの沈黙は、仕事に集中していることを意味します。ご理解ください“。
最初の成果は、今年の9月にリリースされる予定だ。それは、AGPLに基づく完全なオープンソースのプロジェクトだ。彼らによれば、その機能と目標は:
- 複数のSeed間の完全なコミュニケーション(SeedとはDiasporaのインスタンス)
- エンドツーエンドのGPG(GnuPG)
- 多くのメジャーなサービスに対する外部サービススクレイピング(External Service Scraping, ユーザデータの回収)
- Diasporaのバージョン1とドキュメンテーション
- DiasporaのすべてのコードをGitHubの公開リポジトリに置く
そのあとプロジェクトはニューヨーク市に戻り、サービスのそのほかの部分の構築を開始する。
Diasporaがあちこちで記事になり始めたとき、この子たちはまだ1行もコードを書いていないのに5億近いユーザのいるサイトと戦う気でいる、と批判された。そして実際に、これまでのオープンなSNSを目指す試みの多くが、既存の大きなサイトに敗(やぶ)れている。でも、20万ドルを手中にした彼らがこれからどんなものを作るか、それは楽しみだ。とにかく彼らは、絶好のタイミングをつかんだのだから、頑張ってほしい。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))
