
Amazon Web Servicesが、Amazon EC2のCluster Compute Instances(クラスタバージョンのEC2)を提供すると発表した。それは、ハイパフォーマンスコンピューティング(high-performance computing, HPC)のアプリケーションなど、高能力の計算機資源を要求するアプリケーションのために特別に設計されたEC2のインスタンスタイプだ。
この新しいインスタンスは、金融サービスなど、大量のデータに対して複雑な計算負荷を課すEC2のクライアント向けに設計されている。Cluster Compute Instancesの利点は、Amazon EC2の従来のどのインスタンスよりも、CPU数が多いことだ。クライアントは、複数のCluster Compute Instancesをクラスタ化して、サーバ上のアプリケーションをロウレイテンシ(low-latency)の高速ネットワークマッチした運用状態に維持し、密結合のノード間通信を実現できる。
Amazonによれば、アプリケーションは、これまでで最大のAmazon EC2インスタンスタイプの10倍のネットワークスループットを実現できる。Cluster Compute Instances for Amazon EC2が登場する前には、高度なHPCを抱える顧客はインハウスの計算クラスタをハードウェアで実装していた。このたびの新製品によって顧客企業は、実使用をベースとする料金体系により、そのときそのときの需要に応じたスケール性を持つことができる。
今回の立ち上げは、EC2をより強力でよりスケーラブルにするための、Amazonの持続的努力の一環である。またAmazonはAWSの提供物のすべてに対して、継続的に新機能を加えている。しかし、顧客により多くの機能を提供することに加え、Amazonは新たな競争者にも備えている。噂では、GoogleがEC2の競合サービスの提供を開始するらしい。
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))
