今私の前には巨大な27インチ画面があり、その横には24インチのセカンドモニターが繋がっている。この膨大なスクリーン領域は、ブログを書くにもストリーミングビデオを見るにも、何をするにも便利だ。しかし、気が付くと私はこの構成を使う機会がどんどん減って、代わりに15インチのノートPCを使うことの方が多い。なぜか? それはただ私が、コンピューターを操作するのに、マルチタッチのトラックパッドの方が好きだからだ。どうやら、この同じ体験がデスクトップでも手に入りそうだ。
先ごろFCCがApple製の新しいBluetoothデバイスを承認した。Engadgetが見つけたモデル番号からみて、これはデスクトップコンピューターで使うための新しいトラックパッドのようだ。名前は商標登録から考えて、Magic Trackpadか、Magic SlateかMagic Padのいずれかになるだろう。AppleのFCC申請の歴史を踏まえると、早ければ明日このデバイスが解き放たれるところを見られるかもしれない。
それで、正確にはこれは何なのか。6月にリークされた画像が本物だとすれば(その可能性が高い)、このデバイスはMacBookのトラックパッドを単体デバイスにしてデスクトップコンピューターで使えるようにしただけのものだ。デザインは、まさしくトラックパッドとAppleの新型キーボードの一つとを掛け合わせたもの。円形の底部には電池が入り、デスクの上でトラックパッドを快適な角度に保つ。MacBookのトラックパッドと同じく、表面全体がクリッカブルになっているはずだ。
というわけで、これがデスクトップ用のトラックパッド ― 大したことない、と思うかもしれない。しかし、これが大したことかもしれないのだ。
AppleのMagic Mouseは、マルチタッチの一部の要素をデスクトップにもたらしたが、まだまだ限られている。2本指でウェブページを行き来できるのはすばらしいが、ピンチでズームや2本指で回転など、Appleの他のマルチタッチ製品に見られる機能はない(おっと、このすごいサードパーティーソフトを使えば別)。Magic Mouseのタッチ領域は、それ以上のマルチタッチにはとにかく狭すぎるのである。さらに言えば、それはやっぱりマウスであり、何十年も昔の入力デバイスなのだ。
Appleの未来のコンピューティングに対するスタンスが、日に日に明らかになってくる。iPhoneはモバイル機器でのマルチタッチの標準一式を定めた。そして今やiPadがある。私を含め、多くのユーザーにとってタッチ方式(もっと具体的にはマルチタッチ)は、より望ましいコンピューティングの入力方法なのである。マウスは使いたくない。タッチ表面を使いたいのだ。それがMagic Trackpadだ。これは、あらゆるコンピューティングがタッチ式に向かう中、Appleのデスクトップ体験にマルチタッチを持ち込む真の第一歩である。

[画像提供:Engadget]
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(翻訳:Nob Takahashi)
