
ZumoCastは新登場のクラウドストレージサービス、みたいなものだが、かんじんのクラウドがない。このアプリケーションは、ユーザのデスクトップコンピュータからインターネット上のほかのデバイス(たとえば携帯)へ、ファイルを直接ストリームする。
1年半前にY Combinator傘下のZecterが、Zumodriveというクラウドストレージサービスを立ち上げた。しかしそれはちょっと変わっていて、Zumodriveはユーザのデバイス上に、クラウドにシンクされるドライブを作るのだが、ファイルをユーザのすべてのデバイスとシンクするのでなく、クラウド上のファイルがローカルであるとファイルシステムに思いこませ、その、見た目ローカルなファイルをユーザが開いたりアクセスしたりすると、それがクラウドからストリームされる。このやり方は、ローカルなストレージの少ないモバイルデバイスにとって理想的だ。
HPはZecterを利用して、ネットブック上のクラウドストレージを提供している。それに同社には、ほとんどすべてのモバイルプラットホーム向けのアプリケーションもある。
でもそのやり方は、ストレージの費用の問題を解決しない。クラウドストレージサービスはどこでも、かんじんのストレージの料金が高い。たとえばZumuDriveでは、100GBが月額20ドルだ。

そこでZumoCastの出番。MacやWindowsにインストールしたら、こいつに扱わせるファイルを指定する。次に、iPadや携帯にもインストールし、それらのファイルにふつうにアクセスする。今日はHDのビデオファイルをWiFiでiPadへストリームしてみたが、そのしゃきっとした操作感はローカルなファイルと変わらない。
CEOのDavid Zhaoによれば、帯域の変動に合わせた自動調整はZumoDriveと同じ技術を使っている。ランタイムにコード変換をするから、DRMのないファイルならほとんどのファイルタイプを扱える、ということだ。
PC上にあるビデオや音楽や画像などにアクセスするための、グレートなアプリケーションだ。ファイルをローカルに保存することもできるから、元は自宅のコンピュータにあるDVDコピーを、長時間のフライトで見るのもいいね。
しかも、お値段は無料。Zhaoは、今後導入する追加的なサービスは有料にしたいと言っている。
Appleではまだ承認されていないが、ZhaoはTechCrunchの読者なら何人でもベータバージョンをあげると言っている。このURL: http://www.zumocast.com/?i=techcrunchで登録する。
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))
