GoogleがAndroidアプリケーション海賊版防止システムの提供を開始
by Greg Kumparak on 2010年7月29日

デベロッパたちは異口同音に、Androidのいちばんイヤなところは、アプリケーションの海賊版をあまりにも簡単に作れることだ、と言う。いかがわしいサイトからわざわざ海賊版をダウンロードする必要もない。アプリケーションを買う。SDカードにコピーする。アプリケーションを返品する。それだけだ。

Googleは、アプリケーションを海賊行為と不正な返品から守るための相当セキュアな方式を今考え中だ、と前から言っていたが、それが今日(米国時間7/28)発表された。

その新しい方式は、一見とても簡単なようだ。ただしアプリケーションのコードを少々変更するから、既存のアプリケーションはアップデートが必要だ。デベロッパはGoogleが提供するライブラリを手に入れ、そのライブラリを使ってAndroid Marketに、ユーザのライセンスステータスを求めるリクエストを送る。するとMarketはデータベースを調べて、そのユーザが実際にそのアプリを買ったことを確認し、詳しい情報をアプリケーションに送り返す。〔下の図中、青いMarket AppはユーザのAndroid機上のAndroid Marketアプリケーション。それが、ライセンスサーバと通信する。〕

デベロッパはこのシステムを無料で実装でき、Android Marketのバージョン1.5以上が動いている機種(==ほとんどすべての機種)なら正しく使える。

サーバを使う認証は前からあるし、海賊版防止のためにもよく使われている。それに、有能なハッカーがその気になったら、簡単に破られる。でもこれは、何もないことに比べれば相当にベターだ(デベロッパもパブリッシャーも、一応は安心できる)。

詳しいことはAndroid Dev Blogに書かれている。アプリケーションのライセンスについては、ここを読もう。〔ライセンスサーバについてはこの記事(日本語)を。〕

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[米TechCrunch最新記事サムネイル集]

(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

  • おっさん

    >海賊版をあまりにも簡単に作れること
    これもいわゆる「自由」だと思うのですよ。自由とはそういうものなはず。
    自由でオープンという視点から言えば、むしろ今回のGoogleの対応は、自由とオープンの世界に檻を作ったということ。これはいけませんねぇ。

    もちろん、これまでのテック系のサイトの論調からすれば、今回のGoogleの対応に関してはさぞデベロッパーや消費者から「Googleは閉鎖的!」「何でもコントロールしたがる!」「俺たちはジャングルが好き!」うんぬんと、そりゃもう非難の大合唱が巻き起こっているんだろうなぁと。

  • おじさん

    おっさんへ

    Googleから見たら、アプリを開発して下さる開発者と、「自由」を謳歌する無法者(模範的なユーザーではない)と、どちらを保護するべきかと考えるまでもなく前者ですよね?現実にも警察とか法律とかがあって、誰でも何でもやりたい放題なんてことはないですよね?海賊版が横行するようになったら、被害を被るのは開発者と、開発者のモチベーションが下がりアプリが少なくなることによってユーザーも被害を受けます。海賊版によって収入源を断たれる開発者のことも考えて下さい。海賊版を「自由」と言っていいのかどうかもう一度考えてみてください。