全米の道路にソーラーパネルを張るスタートアップ–ソーラー舗装材のプロトタイプをすでに作成中
by Erick Schonfeld on 2010年8月3日

世界を変えたければ、でっかいことを考えよう。たとえば、道路の舗装をアスファルトではなく、車やトラックがその上を走ることのできるソーラーリボンでやるという、Scott Brusawのアイデアなんかどうだ? Brusawはアイダホの、まだ自己資金だけのスタートアップSolar Roadwaysの協同ファウンダでCEOだ。技術者としての彼は、道路の舗装材として十分に使えるソーラーパネルのプロトタイプを、今作っている。

Brusawの目標は、時速80マイルで走る車やトラックの重さに十分耐えるソーラーパネルを作ることだ。アメリカの路面面積は広大だから、ソーラーパネルというあまりエネルギー効率の良くない素材を使っても、今の化石燃料に置き換わるだけのエネルギーを収集できる。しかも道路は家庭や会社に到達しているから、道路はエネルギーを収集するだけでなく、分配もする。電気カーは、道端の充電ステーションから気軽に電力をもらえる。また、あらゆる交通標識を簡単にLED化できる。コンセプトは下のビデオに説明されているが、それはもっと長いYERT (Your Environmental Roadtrip)*というフィルムの一部だ。〔*: 仮訳: 環境にやさしい車の旅を〕

このビデオでは、Brusawがガレージみたいな建物の中で道路舗装材としてのソーラーパネルを作っている。Infrastructuristのブログは、彼の方式を”うまくいきそうもない”と評している。しかも、最大の疑問はその費用だ。従来の舗装材〜舗装方式よりは当然高いはずだ。しかも道路はこのところ、政府が手厚い投資をしていない。ただし、従来の道路はエネルギーという付加価値を生み出さない(Brusawの技術も、大面積にわたってほとんどメンテナンス不要の堅牢さを持つ必要があるが)。しかしそれでも、従来のふつうのソーラーパネルよりは高い素材になるだろう。

彼が、”建設費を自分で払う道路”を考えているのなら、費用の問題を今から本格的に検討する必要がある。国中の道路を丈夫なソーラーパネルで舗装することと、ふつうにソーラーエネルギーファームを作ってそれらを既存の電力網につなぐのとでは、どっちが本当に安上がりなのか? 仮に、道路が本当に付加価値を生むとしても、では建設費用の償却には何年ぐらいかかるのか?

また、そのソーラー舗装材の寿命は、アスファルトに比べてどうなのか? 今後の太陽エネルギー技術の進歩とともに、ソーラー舗装材の更新〜張り替えも必要になるのではないか? 仮にその周期が2年ごとだとすると、その費用はどこから出るのか? Brusawがホームランねらいで頑張っていることや、実際に今プロトタイプを作っていることは、たのもしいし、励ましてあげたいけどね。

アップデート: Brusawがいくつか数字を挙げてくれた。”今はプロトタイプの段階だから、まだ何も製造していない。パネルの目標価格は1枚1万ドルだ(サイズは12フィート四方)。一車線の道路1マイルでパネルを440枚必要とする。1マイルあたり440万ドルだ。これで、428世帯が必要とする電力を作り出せる(1日あたり7600ワット時)。彼の計算では、償却期間は20年だ。大量生産になれば、もっと製造コストは下がると考えている。

(情報をありがとう: Jon Steinbergさん。).

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[米TechCrunch最新記事サムネイル集]

(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

  • http://www.facebook.com/people/Shoshiro-Yahara/100000096632722 Shoshiro Yahara

    これから道路を造る国に導入すれば電力源にもなって一石二鳥!

  • http://asymmetric-blog.com/2010/08/04/articles_and_comments-36/ 8月4日に読んだ記事とコメント | ニコニコ勉強会

    [...] [...]

  • http://twitter.com/yasegamanA やせ我慢A

    事業として可能なのかどうかは知らないが、この発想は無かった! いや、笑っちゃうくらい凄い発想だ^^)

  • http://www.gossun.net/?p=3359 無線給電 | ゴッスンGo!Go!