編集部注記: このゲスト記事を書いたAlex Ahlundは、AppVeeとAndroidAppsの元CEOでファウンダー。両社は、モバイルアプリケーションの一覧サイトAppoliciousに買収された。昨年も彼はこの時期に、そのころまでの2009年ベストiPhoneアプリケーションを挙げた。これからは、それを本誌の年中行事にしよう。
iPhoneのアプリケーションには、App Storeが始まった2008年から関わっているが、業界と市場の様相が大きく変わってきたと言わざるを得ない。App Storeはアプリケーションの本数が500というささやかなスタートを切ったが、今では22万5000を超えている。わずか2年で急成長した業界だ。今ではそれは大きなエコシステムになって、多くのメディアやデベロッパのコミュニティ、マーケティングサービス、さまざまなニッチなどを支えている。アプリケーションのダウンロード総数が50億以上、総売上が10億ドルという数字を見ると、iPhoneアプリケーション業界/市場の急成長ぶりも当然と思えてくる。
でも、早い者勝ちの時代は終わった。App Storeで検索してみると、ほとんどのアイデアが実装済みであることが分かる…しかも二度以上も。たくさんの似たものソフトが氾濫しているから、本当に良いアプリケーションを見つけるのがますます難しくなっている。しかし、丸一日棒に振るつもりで(辛抱辛抱)、だめなソフトをふるい落としていけば、あなたが手に持つザルにはぴかぴか光る宝石だけが残るだろう。
というわけで、この記事では、今年リリースされたアプリケーションの中から、ぼくが宝石と思う作品30をご紹介しよう。読者もいくつか(あるいはすべて)試してみてほしい。
ゲーム:
ぱちんこで小石ではなく鳥を撃つ。建物を倒す。子豚たちをつぶす。…と書くと、ぜんぜんおもしろくないが、これまでずっと、有料ゲームのトップ。とにかく、やり始めるとやめられないゲームだ。
2. Plants Vs Zombies (リビュー, iTunes)
カジュアルゲームのクリエイターPopCapによるディフェンスゲーム。ゾンビーの襲撃から家を守る。武器として植物が、銃を撃ったり爆発したりして敵を消す。
とても単純だが達成感のあるゲーム。3Dのフルーツが画面に現れたとき、スワイプしてそれをスライスする。ビジュアルが良いし、攻撃操作に充実感がある。
iPhone用3Dシューティングゲームのベストの一つ。マルチプレーヤーの操作感が良いし、しかもやりやすい。一人称シューティングゲームが好きな人は、見逃せない。
5. Rhythm Spirit (リビュー, iTunes)
日本の民話に基づくリズム戦闘ゲーム。とてもユニークで、できばえはトップクラス。忍者とファイトと音楽、この三つが揃えば、おもしろいに決まってる。
6. Ragdoll Blaster 2 (リビュー, iTunes)
あのおもしろくてクリエイティブなシューティングゲームの続編。大砲で弾ではなくぬいぐるみ人形を撃ち、いろんなターゲットをねらう。レベルがたくさんあり、また、とてもおもしろいパズルもある。
あの人気FlashゲームのiPhone版。いろんな危険物や災害や不運から逃げまくるゲームだ。
10ドル以上するゲームは少ないが、これはよく売れている。すばらしいグラフィクスによるディープなRPG、Square Enixより。
9. The Horrible Vikings (リビュー, iTunes)
スタイリッシュなトラジェクトリゲーム。バイキングを放って敵やアイテムを撃つ。アップグレードやパワーアップのシステムがあるので、けっこうはまる。
サイドスクロールの戦略ゲーム。兵士、マシンガン、ライフル、爆弾などの使い方をよく考えて敵をやっつける。
国民を健康で働き者にするゲーム。建物を作り、農耕をし、農夫のための居酒屋も作る。王様であるあなたは、天候もコントロールできる独裁者だ。
12. Parachute Ninja (リビュー, iTunes)
忍者をボールのように空中に放り出すという、不思議なプラットホームゲーム。障害物や敵をよけながら高いプラットホームへ登っていく。
13. Pocket Legends (リビュー, iTunes)
ヒマとやる気のある人にはたまらないMMORPG。クラスを選び、レベルアップしていく。見知らぬ人と会話したり、敵と戦ったり。
14. Monkey Island 2 (リビュー, iTunes)
これまでで最高のアドベンチャーゲームの続編。ユーモアやパズルが増えたが、基本的な世界は前と同じ。
アクションRPG Zenoniaの続編。クラス、アビリティ、アイテム、ストーリー、そしてアートワークが前よりも充実。RPGファンには、見逃せない。
アプリケーション:
位置対応ソーシャルアプリの元祖Foursquareでは、ユーザがどこかに’チェックイン’して得点を稼いだり、自分の位置をブロードキャストする。いちばん得点を稼いだ人が、その場所のメイヤー(mayor, 市長, 村長)になる。
Grouponは、超お買い得品を毎日提供する。それらの中には、レストランもあればスパもある。Grouponは登場以来大人気。それが今ではiPhoneからも楽しめる。
iPhone 4でHDの録画とともに簡単なビデオ編集が提供されたのは良いことだ。その場で編集のできる、とてもしっかりしたツールだ。
19. Siri Assistant (リビュー, iTunes)
いわゆるパーソナルアシスタントアプリ。何かを尋ねたり。何かを思い出したり。いろんな情報を自分の脳の代わりにおぼえてもらう。出張時や外出時にとくに便利だ(Appleが買収した)。
Tweetieがあるから目新しくはないが、でも、Twitterのオフィシャルアプリケーションは、あらゆるTwitterアプリの中でベストだ。必要なものは、なんでもある。
最初の50ドルから大幅値下げしたWolframは、すばらしい知識検索ツールだ。その元となっているツールが、Wolfram Alphaだ。
誰もが知ってる。iOS 4.0からは、iBooksが標準のブックリーダーだ。でも、ほかのリーダーに比べてエレガントで使いやすいから、ここにあえて挙げておく価値がある。
これは、みんなが待望していたアプリだ。ただし現状は、有料コンテンツしか見れない。Web上のように無料コンテンツは見れないのだ。毎月の料金を払える人にとっては、グレートなアプリケーションだが。
Foursquareと同じく、Gowallaでも場所に’チェックイン’してスタンプを稼ぐ。GPSを利用しているアプリだが、スタンプ稼ぎはやみつきになるし、外出時の良い友だちだ。
25. Dragon Dictation (リビュー, iTunes)
音声を正確にテキストにしてくれるiPhoneアプリが、やっと出た。ふつうにしゃべって、それをテキストメッセージやメールなどで送れる。
26. Free App A Day (リビュー, iTunes)
有料のアプリを1日だけ無料で試用させてくれる、というサービス。超有名なiPhoneアプリケーションでも、無料で試せる。
27. JotNot Scanner Pro (リビュー, iTunes)
iPhoneを複数ページ用のスキャナとして使える。画像の強調機能や、スキャン結果の保存〜送信機能もあり、しかも使いやすい。
28. Text’nDrive (リビュー, iTunes)
運転中にメールを読んだり返事を書く悪い習慣の人は、このアプリケーションを使ってハンズフリーのやり方をおぼえること。メッセージを音声で読み上げてくれるし、返事は音声で入力できる。
今現在ユーザのまわりにあるものを、教えてくれる。その中には、あなたがこれまで知らなかったお店などもあるだろう。
やっとDiggのオフィシャルアプリケーションが出た。しかも、良いできばえだ。Webサイトと同じ機能を提供しているから、保存や共有も容易にできる。
あなたなら、どれをトップ30に選ぶかな?
写真クレジット: Flickr/Amit Khanna
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

