Googleがムカつくって? 問題は:使うのをやめるほどムカついているか? そもそも使うのをやめられるのか?
by Nicholas Deleon on 2010年8月11日

このところGoogleが苦境に立たされている。他を圧倒的に引き離したインターネット最大の企業であり、その規模と地位が重大な責任を生んでいるところは、スパイダーマンの心情を想起させる。昨日(米国時間8/9)同社はインターネットの「ルール」を作るためにVerizonと組んで、あたかもインターネット成功のためにはルールが必要であるかの如く振る舞い ― 当然ながら ― 騒動を引き起こした。このほどWall Street Journalが、Google社内で進行中の議論に関する詳細なレポートを掲載した。それは同社の価値をここまで高めているもの ― ユーザーの情報 ― の考えられる利用方法についての議論である。いつかGoogleは、私たちの情報の利用に関して「一線を越える」ことになるのだろうか。

毎日使っているGoogleのサービスを、今すぐいくつ思い出せるだろうか。多くの人たちと同じく、私はGmailとGoogle検索を毎日使っている。ここCrunchGearでは、今や死につつあるGoogle Waveさえ使っていたが、私にはさっぱり理解できなかった ― 好きなことをするのに忙しすぎた。

みなさんは、何らかの理由で強制されたら、Googleサービスを使うのをやめられるだろうか。原則に純粋に基づいてAndroid電話機を捨てられるだろうか。Google検索から、例えばBingに乗り換えられるだろうか。GmailをやめてYahooメールにするか、それともISPのメールサーバーと繋がった古のメールクライアントを使えるだろうか。

私たちはGmailが現れる前にも、何の問題もなくメールをやりとりしていた、よね? 今ほどエレガントではなかったかもしれないが、宛先と題名を入れるのに苦労したことはない。

以上がこれから話を進めるにあたって必要な質問だ。一日中不平不満を世界に向けてブログにコメントしたりツイートしたりすることもできるが、もしわれわれが、この ― 私たちはどこまでGoogleを支持し続けるのか ― という問題に本気で直面しないなら、仰向けになって英国のことを考える方がいい[*]。

今日WSJが暴露した内容は、さらに注目に値する。

私は総合的に考えて、Googleが私たちのあらゆるデータをどうしたいかについて、内部で話しあうのは良いことだと思っている。それは、あくまでも〈私たちの〉データである。そのことが、この会社がまだ完全に道を外していないことを表している(インターネットの重要な未来についてVerizonと密談を交わすことは、何かしら信用を失わせる)。議論の中心は、Googleが持っている私たちのさらに詳しいデータを、どこまで使うつもりであるか、という点にあるようだ。プレッシャーを与えてくるFacebookでは、自分の生活の一部始終を共有したいというユーザーの意志が、広告主が使えるまでに熟し、その恩恵に預かっている。Googleはこう言いたいのかもしれない、「ほら、われわれはサンタクロースと同じように、彼らがいつ眠りいつ起きているか、良い子か悪い子かを知っているのだから、それを使って一儲けしようじゃないか。」

もちろん、金儲けすることに何の問題もないが、一企業に自分のあらゆる行動を把握され、その情報を最高額入札者に売ってほしいとは必ずしも思わない。不作法すぎる。

「ブレーンストーム」文書で検討されている多くの項目の中の一つがこれだ。Googleは「いいね!ボタン」を付けてユーザーをインターネット中追いかけ回し、その「いいね」データを巨大データベースに放り込んで最高額入札者の手に渡すつもりなのか。

これは一例にすぎず、しかも古い文書に基づいたものだ(その文書は2008年末のもの)。
私たちは、Googleとの関係を再評価する必要のある時期に達しようとしている。もはやそれは、友だちが教えてくれた単に便利な検索エンジンではない。それは巨大な情報 ― 私たちの情報 ― の束の上に乗っているのであり、私たちは、その事実に満足していることに確信が持てなければならない。

なぜなら、もし満足できなければ、今が第二案なりを描き始めなければならない時だからである。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)

  • http://asymmetric-blog.com/2010/08/12/articles_and_comments-43/ 8月12日に読んだ記事とコメント | ニコニコ勉強会

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