米国地域プロジェクト紹介:電力利用料モニターと太陽光パネルを利用すれば、電力消費量の70%をカットできる
by Matylda Czarnecka on 2010年8月26日

家庭におけるエネルギー効率の最適化を目指し、ゼネラル・エレクトリック社(GE)はアメリカ合衆国エネルギー省(DOE)と協力してプロジェクトを立ち上げた。プロジェクト予算は500万ドルで、アメリカ西海岸地区の家庭にエネルギー管理システム、LED照明、家電や太陽光パネルを提供しようというものだ。

プロジェクトでは、各家庭のエネルギー効率を調査し、そして新しい管理システムを導入してその効果を確認するということを目的にしている。GEによれば各家庭の電気料金は70%削減することができるのだという。30%は利用状況をモニタリングして調整することで、そして40%は太陽光パネルの導入により可能になるのだとのこと。アメリカの平均的家庭における電気料金は年額1,240ドルとなっている。GEはここから850ドルが削減可能だとしているわけだ。但し、一般にこうしたグリーンエネルギー設備を自前で調達すると、初期費用の回収に数年はかかる。

今回のGEによるプロジェクトは、フェニックス、サクラメント、およびサンディエゴなど西海岸の家庭に対して実施する。内容は、各家庭に太陽光パネル、省エネ家電、LED照明、そしてそうしたものをまとめて管理するGEのNucleusというエネルギー管理システムを配布するというものだ。

Nucleusを使えば、家庭内におけるエネルギー利用状況を全般的に監視し、その情報に基づいて無駄な電力使用を改善することができる。GE側は、プロジェクトに参加する近隣家庭における電力利用状況をまとめてモニタリングする。電力の使用状況をモニタリングしつつ、スマートメーターとの連携も行えるようになっている。家庭内の温度調節器など、ネットワーク経由でアクセスできるアプリケーションやガジェットと連携することも可能だ。

またGEが提供するオンラインダッシュボードには、各家庭のリアルタイムでの電気利用状況が過去データとともに表示されるようになっている。何が大量の電力を消費しており、またその機器のスイッチを切ったりオフピーク時間に利用するようにすることで、どの程度の効果があるのかを簡単にチェックできるわけだ。GEはモバイル機器からも情報にアクセスできるようにしたいとしている。

さらにプロジェクトでは、新築住宅と旧来の住宅におけるエネルギー効率の差についても調査していくことにしている。DOEによればアメリカ国内の居住施設は、国内電気供給量の38%を無駄にしているとのこと。古い建物は気密性が低く温度管理も行ないにくく、電気設備も効率性が無視されており、白熱灯も多用されていて、より多くのエネルギーを消費するとのことだ。

本プロジェクトはDOEのBuilding Industry Research Allianceが費用を拠出し、多くの大学や公益事業企業が参加して行われる。

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(翻訳:Maeda, H)

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