Facebookは大物たちと関係を持ちたがっている ― ただの友だちとして
by MG Siegler on 2010年9月3日

昨日(米国時間9/1)AppleはiTunes Pingを公開した。同社の新しい音楽ソーシャルネットワークだ。その中には、Facebook Connectのごく基本的な部分が実装されていた。どのFacebook友だちがPingを使っているかがわかるだけのものだ。昨日私が試したところ、ちゃんと動いた。ところが今日の午前、このオプションは消滅し、いったい何が起きたのか誰もを不思議がらせた。

実は、消えたのはFacebookがiTunes PingからのAPIアクセスをブロックし始めたららしい(AllThingsDNew York Timesであったのと同じ)。動作しない機能を残しておいても仕方がないので、Appleがさっさと削除してしまったのだ。

Appleにはコメントを求めたが回答はなく、Facebookもありきたりのあいまいな返事をよこしただけだ。「当社はこの問題を解決すべくAppleと話し合っています。両社は過去に協力できた実績があるので、今後もそうなることを期待しています」。しかし現実は、Facebookがアクセスをブロックし、AppleがConnectを削除したのだ。

ちょっと待った、あの定型文的な文章は前にも見たことがあるぞ。いつだったっけ。そうだ、2ヵ月ほど前に、同じAPIのアクセスに関してFacebookがTwitterをブロックした時だ。あの時もこう言われたのだ、「当社はこの問題を解決するためにTwitterと話し合っています」。デジャヴュ。

では、Facebookにとって何が問題なのか。私が聞いたところではどうもサイズの問題らしい。FacebookはAppleやTwitterのような大企業が、同社のConnect APIを使ってくれることは歓迎なのだが、きっちりとした正式な契約を結んで、ある程度制御できるようにしておきたいの。これは、サイトの規模がいかに大きいか、いかにAPIに負担をかけるかを考えれば理解できる。

本誌が得た情報によると、どちらのケースでもTwitterやAppleは、Facebookにほとんど警告することなく、単にConnectを組み込んだのだという。これが可能なのは、彼らが使ったのがConnectを使いたい人なら誰でも使える公開APIと同じものだからだ。もちろん、他の殆どの会社に数億人 ― 数百万人すら ― ものユーザーはいない。そこでFacebookは、これらの会社には別のルールがあってしかるべきと考えたのだ。

これも当然の考え方である。しかし、問題はTwitterのケースで、話し合いから数ヵ月たっても、着地点が見えてこない。一週間前Twitterは、同社のFacebookアプリからConnect機能をそっくり 削除 してしまった。

おそらくAppleの場合は少々事情が異なるのではないか。少なくとも、Facebook ConnectボタンがiTunesの中に存在することはブランド的に価値がある。しかし、もしAppleが何らかの正式契約に応じなければ、これもまた暗礁に乗り上げる可能性が高い。

もちろん、Pingがすでに個人情報問題に遭遇していることを考えれば、Facebookが現在話し合っているというこの「問題」について、近々Appleが喜んで話し合うことになる可能性もある。

[画像:New Line Cinemas]

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(翻訳:Nob Takahashi)

  • http://www.attrip.jp attrip

    個人情報の保護については、facebookも慎重になるだけでは、、、

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20100930itunes-ping-is-a-disaster/ 王様は裸だと言おう: Facebookを組み入れてもPingはやっぱりがらくただ

    [...] そうさ、でもね、FacebookとAppleが、土壇場でPingとFacebookの統合化を共同で取りやめるようなことをしなかったら、もっと分かりやすい風景になっていただろう。本当に本当のフレンドとコネクトできたり、音楽のレコメンデーションを送ったり、買ったものを共有したりが、FacebookのおかげでPingの中でも外でもできたら、そりゃーすばらしいだろう。 [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20101111itunes-ping-actually-goes-social-with-full-twitter-integration-facebook-still-mia/ iTunes Ping、Twitterとの完全連動を実現して真の「ソーシャル」ネットワークに進化

    [...] Facebookについて言えば、Ping登場の翌日に関係を経ってから、まだ新たな動きを見せていない。両者ともに再度の連携を行う旨をアナウンスしているが、今のところはまだ実現していない。もちろんドロップダウンメニューには「Facebookで共有」というメニューもある。但しこれはFacebookのページに移動して、主導で楽曲ないしアルバムの情報を共有するというものだ。今回発表されたTwitterとの連携はそうした面倒な手間を一切必要としないものとなっている。 [...]