昨日(米国時間9/1)AppleはiTunes Pingを公開した。同社の新しい音楽ソーシャルネットワークだ。その中には、Facebook Connectのごく基本的な部分が実装されていた。どのFacebook友だちがPingを使っているかがわかるだけのものだ。昨日私が試したところ、ちゃんと動いた。ところが今日の午前、このオプションは消滅し、いったい何が起きたのか誰もを不思議がらせた。
実は、消えたのはFacebookがiTunes PingからのAPIアクセスをブロックし始めたららしい(AllThingsDとNew York Timesであったのと同じ)。動作しない機能を残しておいても仕方がないので、Appleがさっさと削除してしまったのだ。
Appleにはコメントを求めたが回答はなく、Facebookもありきたりのあいまいな返事をよこしただけだ。「当社はこの問題を解決すべくAppleと話し合っています。両社は過去に協力できた実績があるので、今後もそうなることを期待しています」。しかし現実は、Facebookがアクセスをブロックし、AppleがConnectを削除したのだ。
ちょっと待った、あの定型文的な文章は前にも見たことがあるぞ。いつだったっけ。そうだ、2ヵ月ほど前に、同じAPIのアクセスに関してFacebookがTwitterをブロックした時だ。あの時もこう言われたのだ、「当社はこの問題を解決するためにTwitterと話し合っています」。デジャヴュ。
では、Facebookにとって何が問題なのか。私が聞いたところではどうもサイズの問題らしい。FacebookはAppleやTwitterのような大企業が、同社のConnect APIを使ってくれることは歓迎なのだが、きっちりとした正式な契約を結んで、ある程度制御できるようにしておきたいの。これは、サイトの規模がいかに大きいか、いかにAPIに負担をかけるかを考えれば理解できる。
本誌が得た情報によると、どちらのケースでもTwitterやAppleは、Facebookにほとんど警告することなく、単にConnectを組み込んだのだという。これが可能なのは、彼らが使ったのがConnectを使いたい人なら誰でも使える公開APIと同じものだからだ。もちろん、他の殆どの会社に数億人 ― 数百万人すら ― ものユーザーはいない。そこでFacebookは、これらの会社には別のルールがあってしかるべきと考えたのだ。
これも当然の考え方である。しかし、問題はTwitterのケースで、話し合いから数ヵ月たっても、着地点が見えてこない。一週間前Twitterは、同社のFacebookアプリからConnect機能をそっくり 削除 してしまった。
おそらくAppleの場合は少々事情が異なるのではないか。少なくとも、Facebook ConnectボタンがiTunesの中に存在することはブランド的に価値がある。しかし、もしAppleが何らかの正式契約に応じなければ、これもまた暗礁に乗り上げる可能性が高い。
もちろん、Pingがすでに個人情報問題に遭遇していることを考えれば、Facebookが現在話し合っているというこの「問題」について、近々Appleが喜んで話し合うことになる可能性もある。
[画像:New Line Cinemas]
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(翻訳:Nob Takahashi)
