デジタル革命が人と社会と企業を根底から変えていくのはこれからだ: 「プル経済の力」の著者たちに聞く
by Andrew Keen on 2010年9月9日

John Seely BrownJohn Hagelの二人は、シリコンバレーでもっとも尊敬されている技術と経営方面の思想家だ。Seely Brownは長年Xerox Parcのチーフサイエンティストだったことで有名、一方HagelはNet Worthをはじめ、企業経営に関する影響力の大きい記事や本をたくさん書いている。

DeloitteCenter for the Edgeという、たいへんそそる名前を付けたプログラムを担当する、Seely BrownとHagelは最近、The Power of Pull: How Small Moves, Smartly Made, Can Set Big Things in Motion*という本を出版したばかりだ。同書は、製造業を中心とする古い産業経済から今日の革命的なデジタル経済への移行を、広い視野から俯瞰し、その概念を把握しようとしている。〔*: 仮訳「プルの力-小さな賢い動きの集まりが大きなものを動かす」。〕

現代における経済の大きな変化は、…Seely BrownとHagelはそれを“ビッグシフト”(big shift)と呼ぶが…、かつての中央集権型で「命令とコントロール」型の産業経済から、今日のような、末端民衆が力を持つエッジエコノミー(edge economy, 周辺経済)*への移行を表している。Deloitteのコンサルタントというより、マルキストのような話し方もする二人だが、彼らはプル経済(pull economy)が21世紀の生活のあらゆる側面を根底から変えつつある、と見ている。企業経営も教育も政治も、そして社会的活動も。〔*: これまでは周辺ではなく”中心経済”。そしてそれは、大企業等が何かを一方的に”押しつける(pushする)”プッシュ経済。一方、動詞pullの主語は、一般民衆一人々々の欲求や知恵である。〕

デジタル革命に対するこの大胆な見方に、Bill Clinton、Newt Gingrich、Joichi Ito、Richard Florida、Eric Schmidt、Walter Isaacsonらから賛同のリビューが寄せられている。二人は同書の中で、”プルが究極的にもたらすものは、人間が自己の個人性を取り戻すこと、プッシュ世界では不可能だった方法で個人が自己の可能性を追求できることである…歴史上初めて人類は、自分が自分自身であるための機会を手に入れ、自己の真の本質を実現できるようになった”と主張している。

Xerox ParcとCenter for the Edgeについて

プルはなぜ、命令とコントロール型の経済を終わらせるのか

企業と社会の構造を変える(リストラクチャする)ための教育の役割と想像力の力について

グローバルな経済システムの抜本的長期的な変化について

クラウドについて

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[米TechCrunch最新記事サムネイル集]

(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

  • iwatani

    わお、Hagelという名前がすごいな。かつてのHägelは、マルクスという鬼っ子、ひいては今の劣悪なる”社会主義国家”を生んだ、中央権力擁護の怪物だが、まるでそれを批判するパロディーのような…。

  • http://d.hatena.ne.jp/temquevaler/20100913/1284329867 天気晴れのITトレンド

    [未来]ビッグシフトとは何か…

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