Facebookが携帯電話を作っているという情報が、プロジェクトを知る筋から入ってきた。あるいは、Facebookは電話のソフトウェアだけを開発し、実際にハードウェアを作るサードパーティーと協力しているのかもしれない。Appleをはじめ誰もがやっているのがまさしくそれだ。
一年足らず前のこと、本誌はGoogleが自社製電話機に取り組んでいるというニュースを速報した ― 最終的にこれがNexus Oneとして登場した。情報筋によると、iPhoneとAndroidプラットホームの力が増し始めたことを、Facebookが心配しはじめたのがその頃だという。そして、それらの電話で動くあのすごいFacebookアプリさえ、長期にわたるライバルの脅威に対抗するには不十分だったようだ。
具体的にFacebookがやりたいのは、電話機上の連絡先リストなどの中核機能ともっと深く連携をとることだ。それを可能にするためには、オペレーティングシステムを制御するほかはない。
Facebookで高いランクにいる従業員2名 ― Joe HewittとMatthew Papakipos ― が秘かにこのプロジェクトに取り組んでいると言われているが、そのことはFacebook社員でさえ殆ど知らない。
2人とも、オペレーティングシステムに深く関わった経験がある。
HewittはFirefoxブラウザーの誕生に貢献し、2007年にFacebookに買収されるまで、Parakeyに関わっていた。Parakeyは世に出ることはなかったが、「ウェブベースのオペレーティングシステム」として知られていた。またHewittは、Facebookのウェブアプリを一人で作り、次にネイティブアプリに取りかかっていたが、昨年の終り、iPhoneに愛想をつかして開発をやめてしまった。しかし彼はオペレーティングシステムを知っているし、モバイルを知っている。
Papakiposもまたこのプロジェクトにとって完璧な経歴の持ち主だ。彼はGoogle Chrome OSプロジェクトを6月まで率いていた。その後Googleを辞めてFacebookに来た。Papakiposは大物デベロッパーとして知られており、Facebookには彼にできる仕事がいくらでもある。
しかし、それだけでは完成前にChrome OSプロジェクトをやめた理由にならない。彼を誘い出すためには、よほど面白いものが必要だったはずだ。たとえば、Facebook Phoneとか。
では、この電話機の見た目や使い勝手はどうなるのだろうか。それはまだ本誌にもわからない。いつ発表されるのか。わからない。しかし、想像するにこれは、ローエンドで非常に低価格で、ユーザーをFacebookの世界と完全に統合するものになるだろう。友だちに電話をかけるには名前を使う、旧態依然の7文字のコードではない。Facebookはできるだけ多くの人にこれを使わせたいだろうから、価格は$50以下と予想する。料金はFacebook Credit等で支払う。
タイミングとしては、新製品投入には年末商戦が最適である。しかし、それはちょっと早すぎるかもしれない。
あるいは、もちろん、プロジェクト自体、日の目を見る前に潰されてしまうかもしれない。はっきりわかっていることは、HewittとPapakiposが非常に機密性の高い何かに取り組んでいるということだけだ。そして、その秘密の何かがFacebook Phoneであると言っている情報源がいる。
もう一つ、本誌はこれに関する提携の可能性も軽視していない。昨年SotifyがINQと共に電話機に取りかかっていると言われたのは、両社ともにLi Ka-Shingが出資していたからだった。実は、そのLi Ka-ShingがFacebookにも多額の投資をしている。だからINQとFacebookが電話で提携を結んだとしても全く驚きではない。
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(翻訳:Nob Takahashi)
