王様は裸だと言おう: Facebookを組み入れてもPingはやっぱりがらくただ
by Robin Wauters on 2010年10月1日

Appleの”ソーシャルネットワーク”への進出がこれまで、いろいろ騒がれてきた(ま、何がソーシャルネットワークかというモンダイもあるけどね…)。それはAppleのソフトウェアiTunesに新たに導入された、Pingという機能のことだ。

それを肯定する人たちは、何かすばらしいものの始まりだ、と言う。それほど 高く評価しない人たちもいる。

私は後者で、Pingは馬の糞だと思う。将来の1億6000万人のユーザを、ばかにしている製品だ。

過去に買った曲を「いいね!」したり共有する機能が最近加わって、たしかに何千倍も良くなったとは言える。

でもそれは、過去のPingがどんだけクサいものであったかを物語るにすぎない。Appleの社内には、ユーザの既存のiTunesライブラリにはPingのサポートを最初から加えないと主張して叱られた人たちがいるらしい。でもぼくは、その人たちを支持する。

しかも、いまだにそれは、誰も望んでいなかった機能のようだ。

そうさ、でもね、FacebookとAppleが、土壇場でPingとFacebookの統合化を共同で取りやめるようなことをしなかったら、もっと分かりやすい風景になっていただろう。本当に本当のフレンドとコネクトできたり、音楽のレコメンデーションを送ったり、買ったものを共有したりが、FacebookのおかげでPingの中でも外でもできたら、そりゃーすばらしいだろう。

つまり、Pingは、今ほどひどい製品にはなっていなかっただろう。何らかのやり方でそれが実装されたら、完全に汚名返上になるはずだ(FacebookのCTOは“絶対にやる”と断言しているようだが)。

Facebookの統合化によってPingが輝かしく変身するなら、馬の糞と言ったことを喜んで取り消そう。でも、その早期実現に関しては、悲観的にならざるをえない。

悪い意味に取らないで欲しい。Pingは、もうちょっと役に立つため、あるいは楽しくなるために、Facebookの統合化が必要だ。でも、ちょっとぐらい役に立つとか楽しいとかは、人びとが求めているものではない。音楽を見つけたり、そのためのもっと良いソーシャルネットワークはほかにいろいろあるから、Pingの特徴といえば、iTunesのおかげでオーディエンスの数がやたら多いことだけだ。でもPingは、それだけを純粋に製品として見れば、現状はやはり臭い糞だ(とくにデスクトップ上がひどい)。しかも、みんながそう感じてる。

本誌はPingをデビュー以来大きく扱ってきた。本誌以外にも、記事は山のように見ただろう。はじめのうちは、フレンドをフォローしたり、数名のアーチストをフォローしたり、また逆にフォローされたりしただろう。でもその後は、あまりPingを使わないんじゃない? Pingのおかげで、たくさんの音楽を見つけられた? フォローしている人と実際にコネクトしたり、アーチストたちと仲良しになったりできた?

Facebookとの統合が実現しても、それは基本的に変わらないとぼくは思うんだ。もし、実際に実現したとしても。

デビューのときJobsはPingについて、”FacebookとTwitterとiTunesを合わせたようなもので、単なるFacebookではないし、単なるTwitterでもない”と言った。この言葉の、後半は正しい。しかし前半はウソで、FacebookもTwitterもそこにはない。このパーティーに出席しているのは、iTunes一人きりだ。

その結果、あまり活気のない製品になってしまったのさ。

[原文へ]
[jpTechCrunch最新記事サムネイル集]
[米TechCrunch最新記事サムネイル集]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

  • http://www.attrip.jp attrip

    ぼくは、前者だ。期待感がまだある。少なくともアーティストページの作成に興味がある。
    経歴に、昔に作っていたアーティストを載せていますが、海外向けにアーティストの認知度をあげて購買までつなげれる点においてすばらしいと思いますが、

  • ゲスト

    PingはiTunesのヘビーユーザーにしか意味が無いというのが自分の見解です。
    ソーシャルネットワークの機能を過不足なく実装しているとは思いますが、
    次の2つの点で致命的だと思います。

    ・iTunesを起動しなくては利用できない(あるいはiPhone)
    ・ソーシャルのきっかけとなるものが音楽以外に何もない

    つまり、常にiTunesを起動しっぱなしで、かつ音楽について語りまくれる人々にしか、
    Pingは使い道がないのです。上記の条件に当てはまる人がかなり限られた人しかいないことは、
    大規模な調査などを行わなくても容易に推定できることでしょう。

  • ゲスト

    PingはiTunesのヘビーユーザーにしか意味が無いというのが自分の見解です。
    ソーシャルネットワークの機能を過不足なく実装しているとは思いますが、
    次の2つの点で致命的だと思います。

    ・iTunesを起動しなくては利用できない(あるいはiPhone)
    ・ソーシャルのきっかけとなるものが音楽以外に何もない

    つまり、常にiTunesを起動しっぱなしで、かつ音楽について語りまくれる人々にしか、
    Pingは使い道がないのです。上記の条件に当てはまる人がかなり限られた人しかいないことは、
    大規模な調査などを行わなくても容易に推定できることでしょう。

  • http://card.ly/tsuyoshi_cho Tsuyoshi CHO

    PingのアーティストページについてはLast.fmのページと統合(とまでいかなくても連携)してくれるとうれしい人は多いかなぁ?

    # 同じようにAmazonの著者ページと(ローカルなサービスだけど)flinkerとか、Google MapとFoursquareのvenueとか

  • http://www.attrip.jp attrip

    last.fmと連携は、なさそうですが、楽しそうですね!