Chrome OSが近付いている。昨晩、その確度を高めるであろう兆候があった。GoogleがNew York Timesで公然とこの件について話している。おそらくこれは、来年に持ち越されるのではという噂に答えてのことと思われる。詳細は未だに不十分だが、NYTによると年内にはGoogleがChrome OSの走る軽量ノートブックを発売するらしい。Googleブランドの製品となるようだが製造は第三者で、スマートフォンのNexus Oneで検索の巨人がとったやり方に似ているとのこと。
これは本誌が最近把んでいる情報とも一致している。Chrome OSの本格的展開は2011年にずれ込む可能性が高いながらも、Googleは年内に何かを発売するとまだ言っているわけだ。オープンソースChromimフォーラムに書かれているメッセージを見ると、これは同OSのベータ版になりそうだ。現在同社がドッグフード試験(社内テスト)中の自社デバイスで動くのがおそらくそれだろう。
しかし、NYTの記事で最も興味深いのはGoogleの技術担当VPでChromeの責任者、Linus Upsonがこの新OSについて言いたかったことだ。
しかし、Upson氏によるとChrome OSはコンピューティングプラットホームだが、携帯デバイスやタブレット、テレビ等にも拡大していくという。「私たちはノートパソコンから始めて、その後両方向へと広げていくつもりです」と語った。
これは、Google CEOのEric Schmidtが先週サンフランシスコのWeb 2.0サミットで言った話とは違っている。Chrome OSとAndroidが互いに競合するのではの尋ねられた彼は、現在同社ではAndroidの方がタッチ操作に向いており、Chrome OSはキーボードの付いた機器に向いていると考えていると語った。
当然Androidは、現在のGoogleにとってのハンドヘルド機器、タブレット、およびテレビ用のOSだ(Google TVも採用している)。Upsonの発言は、最終的にChrome OSがこうした領域でAndroidと正面対決することをにおわせる。しかも、Chromiumウェブサイトに置かれたモックアップには、新OSがその種のデバイスでどう動くかについてGoogleの現在の考えが示されている。
そしてGoogleは、両製品の開発チームの間に何らの矛盾点はないとしているが、消費者とGoogle幹部が共に少々混乱状態に陥いっていることも間違いない。
Googleの共同ファウンダー、Sergey Brinが今年、二者の共存について聞かれた時もまた別の説明をしている:いずれ両社は統合される。つまるところ、どうやらこの一連の発想はこういうことらしい。現在アプリが必要なのはHTML5などの純粋なウェブテクノロジーがまだ本来の状態になっていないからだ。これらのテクノロジーが熟してくれば、Chrome OSの背後にある発想がAndroid以上にGoogleの使命に合致すると思われる。つまり、必要なのはウェブだけ。
この発想は、Upsonの発言にも垣間みられた。「Chrome OSを見た人はこう感じるでしょう『ただのブラウザーじゃない、全然ワクワクしない』と。その通り、これはただのブラウザーで、ワクワクするものは何もありません。そこが重要なのです」と彼はNTYに伝えた。
同氏は続けて、企業の60%は今すぐWindows機をChrome OS機に置き換えることができると言う。そう、60%!
さらに同氏は、新OSが企業のシスアドを廃業に追いやることも願っている。すべてがウェブ経由で自動的に更新されるからだという。Googleは彼に別の言い方をしてほしかったように、私には思える。
Chrome Os:それは全シスアドに向けた1枚の巨大なピンクスリップ[解雇通知]
明らかにUpsonの発言は、Chrome OS発売時点に起きることに対するかなり楽観的な見方に違いない。それでも、少なくとも私は異常なほどワクワクしている。現在私が1日にコンピューター上ですることすべての95%が、ウェブブラウザーの中だと推定される。残り5%のいくらか―例えばメモを取るなど―はブラウザーでもできるが、何かの理由でそうしていないだけだ。
メディアの管理は未だに大きな問題だが、Googleはそれもオンラインで扱うことを検討している。(ただし、それほどうまくいってはいないかもしれない)。
とにかく言いたいのは、事実上私がすでにChrome OSを使っていて、たまたま今はそれがOS Xの内側に存在しているだけだということ。もしGoogleが、より速くよりシームレスなコンピューティング体験の提供という名の下に、あの中間業者を排除できれば、私は乗る。
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(翻訳:Nob Takahashi)
