
iPhoneはゲームをするにも面白い。もちろん向き不向きはある。App Storeという製品流通の仕組みも非常によくできている。開発用のプラットフォームも評価が高い。ただ、iPhoneデバイスの表面には、アプリケーションを終了するためのボタンしかない。ゲームはときにボタン無しで操作するのが難しいこともある。
もちろん、ほとんどのゲーム開発者はボタンなしでどうにかする技法を学び、それを実現している。しかしどうしてもボタンが必要だと思う人もいるのだ。解決としてタッチスクリーン上にコントローラーの画像ボタンを配しているゲームもある。しかし据え置き型のゲーム機から今日のコンソールにいたるコントローラーの進化の道筋として、これは頂けないアイデアだ。格闘ゲームを、とっかかりのないガラス面に描かれたボタンを使ってプレイしたいなどと思う人はほとんどいないに違いない。
ここに登場してくるのが「Joysticker’s Classic」というプロダクトだ。iPhone(および他機種のタッチスクリーン)で、アーケードゲーム機風のコントロールを可能とする。物理的なボタンをタッチスクリーン上に貼り付けるのだが、これは剥がして貼り直したりすることもできるようになっている。
いったいどういうものなのか。画面上にコントローラーの画像ボタンを描画しているゲームアプリケーションを立ち上げる。そしてJoysticker’s Classic」ボタンを画像ボタンの上に貼り付ける。これで準備完了だ。このClassicは「日本製の特殊吸盤」で表面に吸着するもので、貼り跡を残さずに貼ったり剥がしたりすることができるそうだ。
残念ながら「Joysticker」という名前(ジョイスティックが使えると思ってしまう人も多いと思う。あるいはステッカーだと思う人もいるだろうか)とは裏腹に、ジョイスティックやD-Padのようなコントローラーを実現するわけではない。つまりなにかのアクションボタンについてはこの「Classic」で対応できたにしても、方向操作については画面上に描かれたオリジナルの描画ボタンで行う必要があるということだ。
この「Joysticker’s Classic」はKickstarter発のプロダクトだ。Kickstarterとは一般の人からお金を集めてプロジェクトを実現しようとする組織で、これまでにも一風変わったコンセプトを実現しようとしてきている。今回の「Joysticker’s Classic」を流通させるにあたっては$25,000の資金調達を目指している。金型の作成などに「極めて高額」の費用がかかるのだそうだ。
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(翻訳:Maeda, H)
