
Nielsonが行ったこの小さな調査の報告書は、”元気”(vivacious, 快活で陽気, 明るい)という言葉を使ってはいないが、タイトルがそれを含意しているようだ。この調査報告はスマートフォンの市場データを統計学の小技(こわざ)を使って分析しているが、トータルのマーケットシェアなど、いちばん基本的な数字は、いつもながらわれわれの思考を刺激してくれる。
これら2つのきれいなグラフは、OSのシェアとスマートフォンの機種のシェアを表している。合衆国では、携帯電話の約25%がスマートフォンだ、と言われている(Nielsonの説では34%、comScoreは27%と低い)。データは今年の1月のものなので、かなり新しい。そして勝者は? ご覧のように、飛び抜けた勝者はいない。今はデッドヒートの真っ最中だが、それでも分析のネタにはなる。

例によってAppleとRIMには、ハードのメーカー = OSのプロバイダという固有のアドバンテージがある。彼らはOSとハードを完全にコントロールし、消費者はそれを信頼する。しかし一方で彼らは、MotorolaやHTCなどがやっているように、製品のブランドを変幻自在に着替えることはできない。この腰の重さと柔軟性の欠如により、若い世代には受けにくい。18-24歳の層に関するAndroidのリードは、大差というほどではなくても、Androidが若い世代に強いことを示している。
今後のAndroidは、上がる一方で下がることはない。しかも最近は、AppleやRIMにはブランドイメージ的にも手を出せないフィーチャーフォン*にも浸透を開始した。こうしてAndroidが”最初の携帯電話”としても売れるようになると(そのためにLGやSamsungはシンプルな機種を出すだろう)、18歳未満の層では差がさらに拡大する。〔*: feature phone,既搭載のソフトが多くて多機能だがユーザによる自由なアプリの差し替え、インストール等ができない携帯電話。〕
一方、Androidのハンドセットのメーカーは、Android内でのシェア争いが厳しい。敵がたくさんいる。Android同士が殴り合いの喧嘩をしながら、昨日までAppleとRIMの独壇場だった市場を奪い合っている。でも、この勢いで伸びていけば、どこか単一のメーカーがiOSの全市場より大きなシェアを持つことは確実だ。もちろん、競争は激しいから、すぐにそうなるわけではない。iPadはAppleにとってAndroid津波を押しとどめる防波堤みたいなもので、Appleのコンピュータも若者に人気があるから、まだ当分は、互角の戦いが続くだろう。
今このグラフなどに見られる微差が今後拡大することは確実だが、ささいなことで形勢が逆転することもあるから、これはいわゆる、終わりなき戦いなのかもしれない。
[原文へ]
[jpTechCrunch最新記事サムネイル集]
[米TechCrunch最新記事サムネイル集]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))
