昨日(米国時間5/17)、私はドイツのベルリンで開催されたNext 11カンファレンスでRovioの「マイティー・イーグル」こと、Peter Vesterbackaを壇上でインタビューした。Vesterbackaは今やぬいぐるみからパーカまで含む一大Angry Birdsシリーズを作った男だ。もしかするとAngry Birdsの映画〔ヒッチコックの「鳥」の予告編、というジョーク〕までできるかもしれない。
Vesterbackaは大ニュースを発表した。App StoreでAngry Birdsのダウンロードが2億回!を超えたという。ちなみに、App Storeのもう一つの人気アプリ、Foursquareのダウンロードは最近ようやく1億回に届いたところだ。
Angry Birdsの大成功にiPadとiPhoneの果たした役割が大きかったことはもちろんだ。しかしAngry BirdsのエコシステムはiOSのプラットフォームをはるかに超えるものとなりつつある。先週発表したばかりのChrome版のダウンロードもすでに500万回に達している。
昨日のインタビューでRovioが他のゲーム企業とまったく異なる考えを持っていることが分かった。 Rovioのチームは今回、世界的に有名になった鳥たちと、Vesterbackaによればひどく誤解されている豚どもにたどり着く前に50もの売れないゲームを開発してきた。これは起業家に「決して諦めるな」という教訓を与えるものといえるが、一方ではVesterbackaのチームがゲームを大ヒットさせる難しさをイヤというほどよく知っているということでもある。そこで彼らは「繰り返し大ヒットを狙う」路線を取らなかった。
RovioはAngry Birdsを巨大なエンタテインメント・プラットフォームに育て上げる戦略を実行に移し始めている。 これは単にグッズの販売にとどまらない。VesterbackaはAngry Birdsをテーマにした位置情報サービスその他を開発中だ。つまりAngry Birdsのキャラクターを現実世界に移し替えようとしているわけだ。記事の冒頭で私はFoursquareを引き合いに出したが、実はここには単なる数字の比較以上のものがある。
今年のニュースにはVesterbackaがたびたび登場することになりそうだ。彼の野心とビジョンはどうやら実現に向いつつある。彼は中国進出に大きな期待を寄せている。Vesterbackaがモデルにするのは(ハローキティーで知られる)日本のサンリオだ。同社は瞬く間に1億ドルのかわいいグッズ市場を作り上げた。Vesterbackaはこの秋、北京で開催されるTechCrunch Disrupt in Beijingで講演を予定している。ここでどうやら大きな発表が行われるらしい。要注目だ。
とりあえず、ビデオをご覧いただきたい。
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(翻訳:滑川海彦/namekawa01)
