PCのトラブルシューティングおよびパフォーマンス改善ツールのSoluto、新版をリリースしてブラウザの拡張機能トラブルにも対応
by Leena Rao on 2011年5月26日

昨年のTechCrunch Disruptで優勝したSolutoをご記憶だろうか。Solutoとは、PCユーザのフラストレーションを解消するためのツールだ。原因不明なトラブル、動作のあやしいアドオン、アプリケーションのクラッシュ、リソースの大量消費などが問題を引き起こしてしばらくの間マウスが動作しなくなったりもする。Soluto(Mac版はなく、PC専用だ)を使えば、問題が生じた際にどういったアプリケーションが動作していたのかを記録し、ネットワーク経由で収集した情報に基づいて、どのアプリケーション同士がメモリの奪い合いをしているのかというような利用者も気づかないローレベルのイベントを探知する。この度、Solutoの新バージョンがリリースされ、アプリケーションクラッシュ時の対応が改善され、またブラウザのクラッシュにも対応するようになった。

まずSolutoをダウンロードしてインストールすると、PCの状態を分析してパフォーマンス向上のためのさまざまなヒントを提示してくれる(訳注:インストール後に再起動が必要)。たとえば起動時に立ち上がっているアプリケーションのいくつかを自動起動オフの設定に変えることなどができる。またPCの速度状態の変化についてもモニタリングしており、特定アプリケーションの導入後に速度低下が起きているかどうかなどをチェックすることもできる。

Solutoではアプリケーション経由で利用者のさまざまなデータを収集しており、アプリケーションの情報を集約している。これにより特定のソフトウェアで問題を起こしがちなハードウェアの特定なども行うことができる。また他ユーザとの比較で、利用しているPCのモデルによるアプリケーションの動作状況なども示してくれる。

先に記したように、SolutoはPCの速度低下をもたらしているアプリケーションを特定することができる(動作を後回しにして、現時点での動作を速くすることもできる)。また、問題のあるアプリケーションの動作を停止して、パフォーマンスの改善を行うこともできる。

今回のリリースから、ブラウザに問題を引き起こすツールバーないしアドオン(プラグイン)などについての情報も収集するようになり、それぞれがいったい何を行っているものなのかの説明も表示してくれる。情報を見ながら不要そうなものを発見した場合には、Solutoで機能を停止させることもできる。さらに昨今はさまざまなツールによってブラウザで利用する標準の検索エンジンが変更されてしまったりもするが、Solutoによって好みの検索エンジンに再設定することもできる。また、Soluto利用者のうちの何%の人が当該アドオンないしツールバーを停止させたかという割合も表示され、自分の環境で利用し続けるかどうかの判断材料ともなるようになっている。

また、アプリケーションクラッシュ時の振る舞いについても、今回のリリースではアップデートされている。ウィンドウズの標準状態では、アプリケーションクラッシュ時にクラッシュ情報をマイクロソフトに送信するかどうかというダイアログが表示されるようになっている。Solutoを使えば、まずこれまでに蓄積した数千万のクラッシュ情報を使って、クラッシュ再現を防ぐための方法を見付け出してくれる。

クラッシュ条件などが過去に蓄積されていない場合、Solutoは原因と思われる事象を示し、Solutoの利用者ネットワークにて問題を解決するための情報送信を促すフォームを表示する。情報は匿名で収集され、SolutoのPC Genomeと名付けられたハードウェアおよびソフトウェアの挙動についての情報を集めるナレッジベースに集約される。こうして集められた情報に基づき、PC利用時のフラストレーション要因を削減していくわけだ。

Solutoは無料で、昨年の公開以来200万ダウンロードを記録している。ちなみにアプリケーション頒布のためのマーケティングや広告などは一切行っていない。そうした中で多くの人がダウンロードして使っているのは操作の容易性にも原因があるのだろう。技術系の知識のない人にとっても使いやすいものとなっている。今後はモバイルを含む別プラットフォーム(Mac OS版もぜひ出して欲しい)に対応していく考えだとのことだ。

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(翻訳:Maeda, H)