昨日(米国時間5/30)、われわれはTwitterが独自の写真共有サービスをスタートさせる直前だとスクープした。この情報はその後All Things DのLiz Gannesによって確認された。ちなみにAll Things DはTwitterのCEO、Dick Costoloが写真サービスを発表するはずのカンファレンスの主催者だ。いわゆる「事情に通じた情報源によって確認された」わけだ。
この件に関してはわれわれはさらに情報を入手した。
まず第一に、この動きはTwitPic、yFrogにとって直接の脅威だ。Twitter Picturesがローンチすれば、ユーザーはTwitter.comから直接写真をアップロードでき、分かりやすい短縮URLのリンクが与えられる(おそらくTLに小さいサムネールも表示されることになるだろう)。ドメインにはTwitterが社内で以前から使っていたtwimg.comが利用されるという話も聞いたが、まだ確認はされていない。
独自の写真共有機能の実装はTwitterの長年のエコシステムの重要なパートナーたちへの攻撃ではあるものの、Twitterはその打撃を和らげるためしばらく前から相手方に接触するという気配りを見せていたという。われわれが得た情報では、今年1月に有力なTwitter向け写真サービス各社を呼んでTwitterは自身でこの分野に進出することを説明した。各社はその後、座して死を待つのではなく、Twitter専門から一般的な写真共有サービスへの脱皮を図っているが、これにはTwitterの援助があるものとみられている。
さてではなぜTwitterはこうした決断をしたのだろうか? Twitterはその歴史を通じて規模の拡大に苦しんできた。それなのになぜ写真分野に参入するのか? 一つの理由としては、Twitterは自社サーバではなくAmazon S3にファイルの保管を任せることとしたからだろう。しかしサービス全体を自社でしっかりコントロールしたいというのがもっと重要な理由だろう。yFrogその他のサードパーティーが上げている広告のシェアを奪うことを動機に上げるものもいるだろうが、現在のTwitterにとってはその程度の売上は問題にするに足りない。
実は、Twitterが今、この時点で写真サービスをスタートさせねばならない理由があるらしいのだ。
複数の情報源から聞いたところでは、Twitterの写真サービスにはきわめて有力なパートナーが予定されているのだという―Appleだ。Appleの新しいiOS 5にはTwitterで写真を共有する機能がデフォールトで装備される予定だという。現在のiOSではYouTubeにワンクリックでビデオをアップロードすることができる。そのTwitter版が用意されているらしい。ユーザーがiOSにTwitterのアカウントでログインすればデバイスからSend to Twitter〔Twitterで共有〕オプションが利用出来るようになるわけだ。
Appleは今日、iOS 5のお披露目を3月にわれわれが報じたとおり来週のWWDCカンファレンスで行うと発表した。これがTwitterが写真サービスを必要とし―さらにはその発表をこれほど急いだ理由に違いない。
iOS 5に他の写真共有サービス(特にFacebookとFlickr)が含まれるかどうかは不明だ。しかしAppleはこの両社とiPhotoで提携しているので、なんらかの動きがあってもおかしくない。
引き続き注目だ。
[原文へ]
(翻訳:滑川海彦/namekawa01)
