FacebookのSkypeビデオチャットとGoogleのグループビデオチャット、Hangoutsは当面、勝負なし
by Michael Arrington on 2011年7月7日

先週、私がSkype/Facebookビデオに関する記事を書いたときに疑問に思ったのは、これにグループビデオチャットが含まれるのか、含まれるなら無料か、という点だった。

答えはノーだった。グループビデオチャットは含まれていない。Facebook側は「Skypeでは1対1の通話が大部分を占めているからだ」と主張したが、これは少々誤解を招く説明だ。Skypeでグループビデオチャットを利用するには、参加者の少なくとも一人が月4.49ドルのプレミアム・サービスに加入していなければならない。それがSkypeでグループビデオチャットが少ない理由だ。

一方、Google+のHangout機能は最初からグループビデオチャットで、無料だ。同時に10人までが参加できる。Google Hangoutには大変スマートな機能があって、システムは参加メンバーの誰がしゃべっているのかを判断し、その人をメインに映像を流し、別のメンバーが発言を始めると映像を切り替える。友達とわいわいだべる、あるいは簡単な仕事の会議をするなどという利用法ならGoogle Hangoutsが最適だ。

しかしGoogle Hangoutは1対1の通話だとあまり使い勝手がよくない。まず相手をHangoutに招待しなければならず、その都度の普通の通話に使うには面倒だ。それならGoogleビデオ通話を使って相手を直接呼び出したほうが簡単だ。Googleビデオ通話は今回開始されたSkype/Facebookのビデオチャットとほとんど同じ機能だ(そういえばGoogleはG+のユーザープロフィールにビデオ通話ボタンをぜひ追加すべきだろう)。

もし1対1のビデオ通話が必要なら、そしてその相手がFacebookの友達リストに載っているなら、Facebookのビデオチャットはほぼ完璧なサービスだ。ユーザーは自分のホームページ、あるいは友達のプロフィールページ内から直接ビデオ通話で相手を呼び出すことができる。Skypeに登録したり、Skypeクライアントをインストールしたりす手間も必要ない。

ただしどちらのサービスも小さいプラグインをダウンロードする必要はある。どちらもまだモバイル版はない。

そういうわけで現在のところ、両者の優劣を判定するのは無理だ。FacebookビデオチャットはFacebookの友達と1対1で会話するのに向いている。Google Hangoutはグループチャットに向いている。つまり両者の機能はほとんど重ならない

しかし、Facebookが将来グループビデオチャット機能をローンチするのは大いにあり得ると思う。これまでSkypeはこの機能を有料サービスとしてきた。噂ではSkypeでは株式上場や買収の話が持ち上がるたびにこのサービスから将来上がるはずの収入を大いに宣伝してきたらしい。しかし現実にはプレミアムサービスに加入したユーザーの数は微々たるものだったようだ。新たな親会社となったMicrosoftはなるべく早く無料化を決断した方が得策だと思う。 Skype上でグループビデオチャットが無料になれば、遠からずFacebookにもこの機能が追加されるだろう。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦/namekawa01

  • 匿名

    >GoogleはG+のユーザープロフィールにビデオ通話ボタンをぜひ追加すべき
    G+の左カラムのチャット相手のリストにビデオマークがついてる相手の場合、チャット窓を開くとビデオ通話が発信できますね。

  • 匿名

    >GoogleはG+のユーザープロフィールにビデオ通話ボタンをぜひ追加すべき
    G+の左カラムのチャット相手のリストにビデオマークがついてる相手の場合、チャット窓を開くとビデオ通話が発信できますね。

  • Taku Yanohira

    左カラムはもともとGtalkでチャットしてた相手がリストされるだけだから、Google+で新たにサークルに入れた人が表示されるとは限らないのでは?
    そういう意味で、「GoogleはG+のユーザープロフィールにビデオ通話ボタンをぜひ追加」するか、ビデオチャットルームを開始するときに、サークルだけでなくユーザーを単独で指定出来るようにしたらいいと思います。

  • 匿名

    この規模のネットワークってP2Pなのかな?Real Time Media Flow Protocol のような技術でつないでいるのだろうか?興味深い。