
各種スマートフォン向けのセキュリティサービスを提供しているLookoutが、同社の全世界的な調査レポートMobile Threat Reportを発表した。この報告書は、全世界で70万あまりのアプリケーションと、およそ1000万のデバイスから収集したセキュリティデータに基づいている。
この調査報告書によると、モバイルのマルウェアが大幅に増えていて、今日のAndroidユーザがマルウェアに遭遇する確率は半年前の2.5倍である(下図下)。推計では、2011年の前半で50万から100万のユーザがマルウェアの被害を受けている。
2011年の前半は、マルウェアのある新しいアプリケーションが数多くマーケット上やダウンロードサイトで見つかり、その数は半年間で80から400に増大した。もっとも活発なマルウェアの一つであるDroidDreamは、ユーザの携帯電話のコントロールを奪うアプリケーションを80種以上もリリースした。また新顔のマルウェアGGTrackerは、有料テキストメッセージングサービスを介して合衆国のAndroidユーザだけをねらうが、その感染アプリは15に達している。(下図中)
マルウェアはアプリやマーケットからもらってしまうだけではない。モバイル上でWebにアクセスし、フィッシングのリンクなど安全でないリンクをクリックしてしまうケースが、年間で10人中3人ぐらいの割合で発生している。
Lookoutによれば、近年のマルウェア作者は新しいテクニックを使って携帯電話を汚染している。たとえば、今ではモバイルの広告が必ずしも安全ではない。Malvertising(Mal(悪) + Advertising(広告))と呼ばれる策略は、モバイルの広告を利用してユーザを悪質なWebサイトに誘導し、マルウェアを自動的にダウンロードさせる(下図上)。
要するに今は、昔よりもはるかに慎重に、まともなアプリストアやダウンロードサイトからアプリをダウンロードする際には気をつけないといけないし、Webサイト上でリンクをクリックするにも警戒が必要だ。Lookoutは、そのためにユーザを助けるセキュリティアプリケーションを提供している。
2011年の第二四半期は、Lookoutによれば、同社のユーザベース上に検出されるモバイルマルウェアの数が85%増加した。このような激しいマルウェア傾向のために、Lookoutの業績も急成長している。同社のユーザ数は12月には400万だったが、今では倍増し1000万だ。ユーザ数は今でも、月に100万ずつ増え続けている。同社は最近、Index Ventures、Accel Partners、Khosla Venturesといった一流どころから$19.5M(1950万ドル)を調達した。キャリアたちも、同社に注目し始めている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))
