サンフランシスコから北東に290マイル。地球外生命体探査の任務も担うAllen Telescope Array(ATA)は、4月より予算不足により運用を停止していた。地球外生命の発見を使命とするSETI Instituteもない袖はふれず、42機の電波望遠鏡は役目を果たすことができず、地上に現れた失われた文明による遺跡群という様相を示していた。
しかしどうやらSETI Instituteは資金調達に成功し、ATAは来月に改めて稼働するとのことだ。
資金はSETIのSETIStarsイニシアチブにより集められ、Jodie Fosterや、アポロの乗組員だったBill Andarsなどの名前がドナーリストにあがっている。また金額は不明だがアメリカ空軍からも寄付があった様子。これにより数ヶ月の間はE.T.探査の任務を再度果たせるようになったわけだ。
もちろんこれはSETIにとって明るいニュースだが、今後運用を続けていけるという保証はない。施設の運用には毎年平均で150万ドルほどが必要で、資金のほとんどを政府からの補助金に頼っている。今回の資金調達で援助してくれる人がいることはわかったが、2011年以降の運用がどうなるかは全くわからない状態だ。
個人的には宇宙関連の話題が大好きだ(「コンタクト」を12回観る程度に好きだ)。宇宙に向けた耳を閉ざすことがないように希望したい。地球外生命体の探索など下らないと思う人もいることだろう。しかしいつか有意の信号をキャッチするようなことがあればとわくわくする人も多いのではないだろうか。残念ながら、こうした夢にかける宇宙探索も、苦しい資金繰りのなかでなんとかやりくりしていくしかないというわけだ。
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(翻訳:Maeda, H)
