NFCを利用するモバイルマーケティング企業3社がグローバルな連盟を結成
by Sarah Perez on 2011年9月8日

NFC World Alliance Logo

今日(米国時間9/8)、NFC(near field communication, 近距離無線通信)の専門企業3社が、この技術を効果的なモバイルマーケティングツールとして広めるための、グローバルな連盟を発表した。このNFC World Allianceと称する連盟を構成する三社は、地球上の三つの地域を代表している: Blue Bite (アメリカ地区)、Proxama (EMEA, 欧州・中東・アフリカ圏)、そしてTapit (アジア太平洋)。

三社とも、企業と消費者を結びつける大規模なNFC利用キャンペーンに過去に成功している経験者だ。

“NFCの今後の可能性はとても大きい”、Blue Biteのビジネス開発担当VP、Dan Trigubはこう言う。この、短距離の高周波技術は、今日では、広告などよりも、主にモバイルワレット(”お財布携帯”)やモバイル支払いシステムとの関連で語られることが多い。将来的にNFCは、ごくふつうのモバイルメディアの一つとして位置づけられるだろう、とTrigubは説明する。

“NFCは、携帯電話の標準機能になりつつある”、ProxamaのCEO Neil Garnerがこう付け加える。”とくに、タグを読む機能としてね”。タグを読むとは、消費者がNFC対応のポスターやステッカーなどから情報を読んで、何らかのアクションを行うことだ。その機能は今のバーコードスキャナーにも似ていて、NFC携帯のユーザも、たとえばアプリを立ち上げたり、Webサイトを訪れたりできる。しかしNFCにはほかのアクション、たとえば、Facebook上で企業や製品をLike(いいね!)したり、Twitterのアカウントをフォローしたり、あるいはBluetoothを利用して小売店の特売品を買ったりもできる。

三社は、NFCテクノロジのプロモーションという関心を共有するほかに、各地の主要なメディアバイヤーたちにもアクセスして、広告や販促活動のグローバル展開を目指す企業のためのワンストップショップになろうとしている(グローバル展開の窓口)。NFC携帯という新しいメディアを実験してみたいと考えているグローバル企業/グローバル志向企業に、サポートや分析などのヘルプを提供するのだ。

一つのキャンペーンが終わると、そこで学んだ経験を各社で共有し学習するので、NFC携帯を利用するマーケティングというものを、共有的な知識として確立し改善していける。今後はそのような経験を、研究報告や白書のような形で公刊することも可能だ。

そして、TapitのCEO Jamie Cunninghamによれば、広告スペースの在庫のあまりを、たとえばバス停留所の広告パネルなどに利用して、NFCの利点や原理について消費者教育を行うこともできる。

結局、このNFC三社が考えているのは、NFCの今後の普及を支えるのはOEMでも携帯電話のメーカーでもモバイル支払い企業でもなく、それを営業・販売・マーケティングに利用する一般企業だ、という未来像だ。それがぴったり当たるかどうかは、まだ分からないが、でもこんな連盟ができること自体、NFCが今年あたりから上昇気流に乗ってきたことの表れの一つだ。つまりこの技術が、今後確実に大きく伸びることを、物語っているのだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

  • http://www.facebook.com/taizou.harai Taizou Harai

    日本人の誰しもが、「あれ、おさいふケータイとかの技術って日本が先行して、ものすごく普及してたんじゃないの?」と思うことだろう。

    けど実際は、流行っていたのは日本国内と台湾などだけなのだ。

    これが、「最近の若者は内向きで、外に出ようとする気概がない!」とか言ったり、
    「これからはグローバル化! 世界に向けてビジネスをする!」とか言っている日本企業の姿だ。
    ユニクロや楽天が社内公用語を英語にするとのパフォーマンスを発表したが、
    問題の根本はチャレンジ精神のない経営陣にこそある。
    形だけで英語を採用しても、考え方が旧来の日本式では全く通用しないことに早く気づくべきだろう。

    i-modeにしても世界では通用せず、walkmanはipodに負け、ケータイはガラパゴス日本から外に出て行けないではないか。
    テレビも売れず、トヨタにしても韓国にシェアを奪われつつあり、液晶や半導体やELでも全く歯が立たない。

    そもそも日本国内市場でも商品の革命を起こせず、社員教育でさえも旧態依然のやり方しかできないのが日本企業だ。
    新卒至上主義に、性別や年齢や顔写真まで載せて、リクルートスーツを着て面接に赴くのが当然と考えている企業があまりにも多い。
    そんなので世界で通用できると思っているのだろうか?
    付け焼き刃で世界式を真似しても、必ずやぼろが出るし、そしていくらグローバル化を連呼しても間違いなく失敗するだろう。

  • 匿名

    小売業においてネット決済は約10%、残り約90%はリアル店舗での決済。そう考えるとAmazon,Googleは既に始めて来ているけど、AppleもiPhoneでこの分野にやってくるのは間違いないと思う。現在、モバイル決済は携帯電話のSIMでコントロールしている状態だけど、今後携帯電話会社がSIMでコントロールできなくなり、今後はアップルやGoogleのスマートフォンに載るアプリで決済をコントロールしてくる時代が来るだろう。そうなるとスマートフォンが増えれば増えるほど、モバイル決済のコントロール権はアップルやGoogleに移っていくことになる。そこには大きな権利が生まれる。

    この権利は、昔はクレジットカード会社が持っていたものだけど、モバイル決済で携帯電話会社に移り、最終的にはGoogleやAppleに移っていくと思う。そこにWinPhoneも加わっていくのだろうか?もしかすると、Appleもオープン化を始めるかもしれない。

    リアル店舗とネット店舗がNFCによって、融合されていくとネットで在庫を検索できるようになる。様々な付加サービスも加わる。クーポンも載ってくるだろう。
    日本の携帯電話会社もモバイル決済の海外取り込みをどんどん進めて行かないと先行していたのに、いつの間にかモバイル決済のコントロール権を失ってしまう。

  • http://twitter.com/yasuaki989 yasuaki989

    iphone5にもNFC(近距離無線機能、suicaとかお財布ケータイみたいなやつ)機能付くみたいねー。全部消費行動がNFCでできたら財布持たなくて便利だろうなー。