Facebookが、名刺に「Facebook」を使うことに関する商標登録を申請した。さらに興味深いのは「非磁気的エンコード方式」のIDカードも対象に含まれていることだ。承認されれば、指定された形式でのFacebookという単語の使用が、この商標登録によって保護される。実際に何かを発明したわけではない。
果たしてFacebookは、人々がニセFacebook名刺を作るのを止めさせようとしているだけなのだろうか。どうやらこの商標は、それを含め「名刺及びIDカードのデザインサービス」「印刷サービス」さらには「独自の名刺およびIDカードで使用するデータを提供することによる、ソーシャルおよびビジネスネットワーキングの促進」という脅迫的なものまで、ずっと広い範囲をカバーするものらしい。
さらにこの商標登録は、QRコードおよびNFC/RFIDの使用も適用範囲に含んでいる ― 後者は電磁誘導によって作動し、上述の〈非〉磁気エンコード方式にあたる ― f8カンファレンスで写真のアップロードやタグに使われたプレゼンスカードやフォトブースに似ている(左図参照)。
以上のことから、Facebookが長期計画として、スマートリーダーで読み取り可能で様々な実用的用途に使える、安価な物理的IDをユーザーに提供しようとしていることが容易に想像できる。Facebook事情に詳しい人々に聞く限り、実際に同社がこの作業に取りかかっているかどうかはわからない。また、そもそもFacebookのような会社で、商標登録をしてもそれを活用しないということが、どの提度頻繁に起きているのかも不明である。
もしFacebokが何らかの物理的IDシステムを作れば、マーケティングに最適であり、きわめて実用性が高い。コンサートや映画に行くのに、チケットをFacebookで購入し、キーホルダー型IDカードをかざして入場するところを想像してほしい。
果たしてFacebookは、将来われわれのオフライン個人認証で大きな役割を演じるようになるのか。この発想はそう突飛なものではない ― なんといっても、Facebookはすでにインターネット最大の個人認証システムなのだ。
画像提供:Gsharma
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(翻訳:Nob Takahashi)
