ファウンダを一人失ったDiasporaがアルファのデザインを一新してテストを再開
by Josh Constine on 2011年11月15日

Diaspora Alpha Welcome Blurred

オープンソースの分散型ソーシャルネットワークを目指すDiasporaが今日(米国時間11/13)、アルファバージョンのデザインを更新して新たなテスターの招待を開始した。その開始直後に、4人のファウンダの一人である22歳のIlya Zhitomirskiyの訃報が飛び込んできた。1年前の初の招待テストのときから、このサービスは、ハッシュタグによるフォロー、ダイレクトメッセージ、ステータスアップデート、Like(いいね!)ボタン、ノーティフィケーション(通知)チャネル、などなどを実装していた。また、最初のアプリケーションCubbi.esもあった。これはユーザが、インターネット上で見つけた写真をブラウザのエクステンションを使って即座に投稿できる、というものだ。

先進的な考えを持つファウンダを一人失ったものの、DiasporaはこれからもZhitomirskiyが目標とした、”ユーザの自主性自律性を損なうことなく、なんでも共有できる、そして随意に実名とハンドル名等を使い分けることのできる”分散ソーシャルネットワークを追求していく。

Diasporaは分散システムなので、招待された者は、それぞれ個別のサーバ上にホスティングされている一つの区画に仲間のユーザとともに参加する。全ユーザが単一のハブに接続するわけではない。ユーザは新たなIDを作ってもよいし、Facebookのアカウントに接続してもよい(実名、プロフィールの写真などがインポートされ、Diasiporaからのクロスポスティングが可能)。

DiasporaはMark Zuckerbergのきわめて中央集権的なネットワークアーキテクチャへの批判としてスタートした、と認識している者にとっては、こうして登録時にFacebookが存在することは意外かもしれない。しかしFacebookの統合がオプションとしてあることは、Diasporaのチームのオープン性へのこだわりと、抵抗の少ないユーザ体験への指向性を示すものだ。

フォローするハッシュタグを選ぶと、そのユーザの新しいホーム画面に連れて行かれ、そこに友だちや、今選んだハッシュタグからのコンテンツが、ストリームとして表示される。アップデートは、公開共有してもよいし、あるいはDiasporaがアスペクト(aspects)と呼ぶ、特定のサークルにのみ公開してもよい。アスペクトのフォローシステムは、Twitterのそれのように非対称だ。公開したアップデートをFacebook、Twitter、Tumblrなどのアカウントに配信もできる。

このサイトの原則…ユーザのネットワーク…に沿って、プロフィールの写真やその.xmlファイルは容易にダウンロードできるし、アカウントの閉鎖もできる。サイトのロード時間はFacebookやGoogle+より長いが、まだ始まったばかりのソーシャルネットワークだからしょうがないかもしれない。今後順調に成長するためには、FacebookのフレンドやTwitterでフォローしている人たちの発見と接続を、もっと簡単にできるようにすべきだろう。ただし、サイトが提案するフレンド候補のリストとして”Community Spotlight”(下の画像)というものがあり、サイトが選んだ会員の写真と彼らがフォローしているハッシュタグが表示される。新規の登録ユーザは、それを参考にして自分のストリームを有意義なストリームで満たすことができる。

アプリケーションプラットホームでもあることを示すために、サイドバーではCubbi.esが宣伝される。Diasporaで認証をすませたユーザは、ChromeやFirefoxのエクステンションをダウンロードして、あとは[Shift]を押しながらWeb上の任意の写真をクリックすると、それが公開共有される。

今のメジャーなソーシャルネットワークに参加しようとすると、いろんな妥協や我慢やあきらめをしなければならないが、それが不愉快な人たちのためのソリューションを目指すDiasporaは、そのための基本設備はすでに実装している。まだ億のオーダーのユーザはいないけれども、Diasporaという、実在し実動している代替システムは、ソーシャルネットワークをめぐる今後の議論に影響を与えていくだろう。FacebookやGoogle+も、Diasporaの持つ柔軟性のいくぶんかを採用して、Ilyaの理想が持っていた威力の一端を、大きく示すことになるかもしれない。

[Dave Millerへ: 情報をありがとう]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))