Techonomy:ドリームワークスのカッツェンバーグ、「CGアニメのレンダリングを50倍高速にするテクノロジーを開発中」
by Erick Schonfeld on 2011年11月15日

IMG_0963

アニメーション映画を作るのは大半な仕事だ。フレームを一枚一枚レンダリングするために膨大なコンピューティング・パワーを必要するので時間がかかるのだ。DreamworksのCEO、 Jeffrey Katzenbergによれば、 熟練したプロのアニメータが3秒分のシーンを制作するのに1週間もかかることがあるという。

Katzenbergは今日、アリゾナ州ツーソンで開催されているTechonomyカンファレンスに登壇して、Intelと共同して開発中のプロジェクトについて語った。Katzenbergによれば、この種のものとして過去にハリウッドで例を見なかった大規模なプロジェクトであり、数千万ドルの予算が投じられているという。これはCGアニメの制作過程に革命を起こすもので、Katzenbergはアニメーション制作の生産性が50倍から70倍に向上するという。

このプロジェクトは開発が始まってから3年目になるが、存在が公表されたのは今回が初めてだ。CPUにはIntelのSandybridgeマルチコア・プロセッサが用いられる。マルチコアの問題点は、並列処理能力を生かすソフトウェアの開発が非常に困難なところにあるが。Katzenbergは「1000馬力のエンジンを車に積んでいるのに時速50kmでしか走れないようなものだ」とたとえた。

「現在アニメータは低解像度の画像で制作し、ファイルをレンダリング用コンピュータに送って8時間待ち、翌日やっと仕上がりを確認することができる。気に入った出来栄えになるまでそのプロセスを繰り返す。理想はアニメータがそのばでレンダリングの仕上がりを見ることができるようになることだ」とKatzenbergは言う。DreamworksとIntelが開発中のプロジェクトはまさにこの点を実現するのが目的だ。Dreamworksは社内のソフトをすべて書き換えねばならなかったが、来年には大きな効果が出るだろうという。

さらにKatzenbergは「現在すでにDreamworksの映画に効果が現れ始めている。われわれは以前より 50倍から70倍速く仕事ができるようになりつつある」と語った。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 @namekawa01 Google+

  • http://twitter.com/taikomatsu Tai Komatsu

    すごい!

  • http://twitter.com/CombatEchizen78 越前(ロープライフ)

    コレが日本のデザイナーまで技術が降りてくるのは何年後になるんだろうか

  • http://twitter.com/CombatEchizen78 越前(ロープライフ)

    コレが日本のデザイナーまで技術が降りてくるのは何年後になるんだろうか

  • http://twitter.com/CombatEchizen78 越前(ロープライフ)

    コレが日本のデザイナーまで技術が降りてくるのは何年後になるんだろうか

  • http://twitter.com/ranpou 古閑 洋

    断言しよう。50倍重いエフェクトを要求されるようになるとか、50倍試行錯誤する時間が増えるだけで、現場が楽になることはない。今までがそうであったように。
    まあ、そうは言っても、ハードもソフトもろくに開発できない日本からは、羨ましい限り。
    数年後、高額なライセンス料払って、日本のCG屋は使わせてもらうことになるのかな...

    これも断言しよう。へっぽこな監督やクライアントが、「ドリームワークスみたいなのでお願いします」とか、予算そのままで、直ぐに言ってくるゾ。レンダーマン買う予算もないのに、「ピクサーみたいので」とか言うのと同じに...