
たとえば、Instagramに写真を投稿したら, 同時にそれをDropboxに保存したくない? あるいは、自分のFacebookのプロフィールをアップデートしたら, Twitterのプロフィールも自動的にアップデートしたくない? それとも、Read It Laterした記事をBufferで時系列化してTwitterとFacebookで共有したくない? 自己資金だけで始めた小さなスタートアップIf This Then That(IFTTT)は、このように複数のWebサービスを連携させて使いたい、というあなたのニーズを満たしてくれる。
そしてそれが今や、シリコンバレーのトップクラスのエンジェルやベンチャーキャピタリストたちから、150万ドルあまりのシード資金を獲得することになった。
本誌はこれまで、IFTTTを二度ほど紹介したことがあるが、ここであらためておさらいをすると、ユーザは、トリガ(trigger, 引き金)となるサービスt0(t1, t2, …)と、それらがトリガしたときのアクションとして行われるべきサービスa0(a1, a2, ..)を、IFTTTの用語で”channels(チャネル)“として結びつける。社名もまさに、If This [Trigger] Then That [Action](もしもこれなら、そのときは、それ)だ…言うまでもなく’This,これ’がトリガ、’That,それ’がアクションだ。そういう、トリガとアクションのセットのことを、やはりIFTTTの用語では”recipe(レシピー)”と呼んでいる。レシピーは、共有したりほかのユーザと貸したり借りたりもできる(この記事の冒頭パラグラフにあるリンクはすべて、レシピーの実例だ)。

今多い用途は、二つのサービス間で情報を共有させるレシピーだ。電話サービスや、YouTubeやFacebookのようなメジャーなサイト、あるいはDiigo、ffffoundなどのスタートアップが、トリガまたはアクションとして指定されている。この新人サイトが人気急増している理由は、必要なタスクを誰もが簡単に実現できるためと、こんなサービスがこれまでなかったからだ。同社は数字を公表していないが、これまでに作られたタスクは50万あまり、それらがおよそ14000のレシピーに登場し、それらのタスクがトリガされた回数はおよそ9000万回、1日に100万回となるようだ(ファウンダの口頭談話による)。
最近ではWebの利用も高度になり、複数のサイトを使って仕事をこなすユーザも増えている。IFTTTはいわば、それら複数のサイトをくっつける糊(のり)である。将来性の大きいサービス、と言えよう。
でもファウンダのLinden Tibbetsは、彼が”物のインターネット”と呼ぶ、もっと大きなアイデアをあたためている。さまざまな機器類をWebに結びつけることによって、それらの機能性を、これまであり得なかったほど豊富かつ高度にする、というもの。単純で分かりやすい例としては、GPSを持つ犬の首輪、 …犬が一定の範囲外に出たら電話やメールで飼い主や近隣住民に犬の逃亡を知らせる、というものだ。
それは未来の話だが、当面Tibbetsが考えているのは、チームを今の二人からもっと増やすこと。そしてサービス本体とその各部に磨きをかけることだ。現状でもこのサイトは、トリガ〜アクションといった抽象的な概念を表しているわりには、とても良い設計だ。Tibbetsはそれまで、デザイン会社Ideoのデベロッパだったので、そこで身につけたことが大きいようだ。文字の大きいシンプルなインタフェイスは、とても分かりやすいし、初心者ユーザでもすぐ使えるようになる。でも、まだ粗い部分もある。たとえば、中括弧({と})を使ってアクションを指定するところなどは、プログラミング経験のない人には難しいかもしれない。Tibbetsは、チームを増員できたら、もっと良いインタフェイスを作りたい、と言っている。
なお、今回のシード資金の投資家は: NEA、Lerer、Betaworks、Greylock、CrunchFund、Founder Collective、SV Angel、Roger Sippl、Peter Kirwan、Joshua Schachter、David Tisch、Ohad Pressman、そしてGunderson Dettmerだ。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))
