comScoreの2011年におけるソーシャルネットワークレポートで目を引いたのは、利用者の「興味」をターゲットにしたサービスが広がってきたことだっただろう。リアルライフにおける人間関係とは別の、新たな関係性ネットワークが生じてきている傾向が見られた。そしてソーシャルネットワークレポートに続いて、12月の統計情報も明らかにされたが、これによりさらに傾向が明らかになったと言えるだろう。TwitterやGoogle+Pも好成績を示してはいるが、ここでその両者を論じようとは思っていない。
とくに注目に値するのは、TumblrやPinterestの動向にあると思うのだ。
たとえばTumblrについては、新たに300万近くのユニークビジターを集めた。1ヵ月で1590万から1880万へと、18%の伸びを示しているのだ。一方でオンラインピンボードサービスを提供しているPinterestにつても485万から751万へと、55%の伸びを示している。
comScoreの示すこうした数値から明らかになるのは次のようなことだ。すなわち、利用者は、共通の興味をもつ人と情報を共有するための新しい方法を探しているということだ。Facebookで、限られた範囲の人に子供の写真などを見せるということも、むろん盛んに行われている。しかしFacebook以外が提供している新しくてシンプルなツールにも非常に人気が集まっている様子だ。
そういえばMyspaceも情報共有のためのさまざまな手法を用意していた。但し見栄えも悪く、まるでスパムのように見えるインタフェースで実装されていた。最近になって他のライバルに追随するようなデザイン変更を行なったが、いかなる理由によるものか、利用者の減少を止めることができずにいる。新たな形で情報共有を実現するライバルが流行の兆しを見せていることは、Myspaceにとって傷口に刷り込まれる塩のようでもあるし、あるいはもしかすると微かな希望ということになるのかもしれない。
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(翻訳:Maeda, H)

