
Googleなどの検索エンジンはWebという広大な砂浜を鍋であさってコンテンツのランク付けという砂金を拾う。comScoreなどの測定屋さんは少数の標本ユーザの動向からWebサイトのトラフィックを推計する。では、Webサイトが使っている技術を知りたかったらどうするか? さらに、それらのWeb技術の上位トレンドを知りたかったら?
もちろん、各サイトのソースコードを子細に調べれば、個々のサイトの使用技術は分かる。あるいはSEOなどのために使うWebサイトプロファイラーにも、そんな機能があるかもしれない。
いやいや、これからは、BuiltWithを使うべきだね。
オーストラリアのGary Brewerという人物が5年前に自己資金だけで立ち上げたこのサービスは、ブラウザ上で誰でも見られる各サイトのソースをながめて、そのサイトが使っている技術を一つ一つ突き止める。たとえばこのサービスが本誌TechCrunchに関して出力する結果は:
- WordPress VIP…コンテンツ管理システム
- Quigo, AdSonar…広告ターゲティング
- comScore, ChartBeat, Optimizely, Google Analytics…トラフィック計測
- Facebook for Websites, JQuery, Twitter Platform…JavaScriptライブラリ, ウィジェット
- (以下略)
Webサイトの使用技術に関するこのようなデータは、たとえば、クラウド上のホスティングサービスや広告ネットワーク製品をそのサイトに売り込みたい人たちにとって、とても貴重だ。とくにありがたいのは、今使われている競合他社の製品が分かることだ。
もっとおもしろいのは、BuiltWithで分かる全体的なトレンドだ。同社がコンスタントに自動的に調べているサイトは(トラフィック数で)上位1億3000万のサイトと、およそ2000種のWeb技術だが、使用技術の時系列的な推移が、なかなかおもしろい。たとえばこのグラフ:
AdobeのShockwave Flashの埋め込みは、過去2年間で一貫して下降傾向だ。上位1万のサイトでは、その使用率が13.71%(2011年1月)から9.88%(2012年1月)に落ち込んでいる。
JavaScriptライブラリJQueryは、爆発的に伸びている。上位100万のサイトに関して上と同じ時期に、21.88%から33.92%へと使用率が上がっている。
Facebookの、Webサイトに対するウィジェットやSDKなどの提供努力はどうだろう? BuiltWithの調査結果では、Facebook SDKは今や74万7588のサイトで使われており、2月5日から12日までの1週間で使用サイト数は0.29%増えている。Facebook Connectなどのソーシャルプラグインを含むFacebook for Websitesは、今や130万のサイトがこぞって利用しており、同じ1週間で0.14%増加している。Like(おすすめ)ボタン単独では、112万のサイトが使っている。詳しいリストは、BuiltWith Trendsで見られる。
誰でも見られるソースとはいえ、BuiltWithが調べているその量は膨大だ。いったい、収益化はどうするのか? 実はプロ用のバージョンTrends Proというものがあって、そこでは出力レポートをカスタム化してもらえるし、レポートの内容も詳しい。たとえばコンタクト情報などもあり、またレポートをスプレッドシートやユーザの会社が使っているCRMにエクスポートしてもらうこともできる。
今現在Brewerは、このTrends Proの磨き上げに注力している。営業チームも、作りたいようだ。投資は、話があれば断る気はないけど、でも、自己資金だけでどこまで行けるか挑戦したい、と。彼の過去5年間の成果を見るかぎり、もっともっと行けそうな感じだよね。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


